「ドーナツ店でのアルバイト」

私大になんて進学してしまったから。

アルバイトでもしないと、生活をやっていけない。

一人暮らしのマンションの家賃は、7万円もするし。

 

親からの仕送りも、ほとんどが家賃に消えてしまう。それに、学校の教科書とか、友達との交際費を考えていたら。

小遣いとして使える金が、最低でも、5万円くらいはいる。

 

だから、アルバイトをしなくては、とてもやっていけないのだけれど。

 

春喜は、アルバイトが、とても苦手だった。

 

今まで、けっこういろいろなバイトを試してみた。

コンビニのレジとか。家庭教師とか。ピザの配達とか。

でも、どれも長続きしなかった。

 

もうすぐ、2年生になる。

そろそろ、きちんと継続できるアルバイトを探さないと…。

 

そう思っていたから。駅前のドーナツ屋がアルバイトを募集しているのを見たときには。

ちょうどいい、と思った。

 

好きで、しょっちゅう利用している店だし。

 

春喜だったら、男だから。きっと、キッチン内の仕事になるだろう。

だったら、ドーナツを揚げるだけだから。簡単かもしれない。

 

「よし……」

面接も受かって、今日は、初仕事の日だ。

 

5時からのシフトだから。

いろいろな事を教えて貰うために、30分前の4時半に来てくれ、と言われていた。

「こ……こんにちは……」

自動ドアをくぐって、店内に入った。

 

中途半端な時間のせいか、店内には、数人しかお客が居ない。

「あぁ……春喜くん」

レジの方に行くと、店長と目が合った。

「こっち、こっち…」

「は……はい…」

手招きをされて、レジの前を素通りし。

厨房の方のドアに向かった。

「とりあえず…。簡単に仕事の説明をするから…」

「はい…」

 

新しい仕事につくときというのは、いつでも緊張する。

 

「おい、山本、鈴木」

店長が、厨房内で、仕事をしていた2人の男を呼び寄せた。

「こちらが、こんど新しく入ってくれる、春喜くん。

 仕事で、分からないことがあったら、この2人に聞いたらいいから」

「は…はじめまして…」

2人とも、春喜よりも、背が高くて、なんだか威圧感がある。

店長も入れると、3人の男にぐるりと囲まれて居るみたいで。

ドーナツやというと、なんとなく女性アルバイトが多いのかな…と思っていたけれど。

それは、表向きだけみたいだ。

「はじめまして、よろしく」

「はじめまして。分からないことがあったら、何でも聞いてくれていいから」

「は……はい」

2人とも、とても優しそうに、にっこりと笑んでいる。

 

やっぱり、アルバイトっていうのは、人間関係が大切だ。

 

この2人と、だったら、やっていけるかもしれない。

緊張で、硬くなっていた身体が、すこしだけ安心した。

 

「そうだね……じゃあ、とりあえず。厨房服に着替えて貰おうかな…」

「はい…」

店長が、厨房の奥に向かった。

春喜も、ちょこちょこと後を着いていく。

「女性は、このドアの向こうがロッカールームになっていて、着替えられるようになって居るんだけど…」

「はい…」

「男は、ここで、着替えるようになっているから」

厨房の片隅に並べられているロッカー。

5つほど、細いロッカーの扉が並んでいる。

 

でも、ここだと、厨房からも丸見えだ。

着替えるスペースはないのだろうか…、

 

「あ…あの…。ここで着替えるんですか?

「そうだよ。別に、男だし、恥ずかしくないだろう」

「……は……はい…」

ぎゅっと唇を噛みしめた。

 

できれば、きちんと、人に見えないところで着替えたい。

なんとなく、恥ずかしいけれど。

そんな事を言うと、バイトが出来なくなってしまうかもしれない。

あまり生意気な事は言わないでおこう…。

 

口の中に。言葉を飲み込んだ。

 

「じゃあ、とりあえず、着替えてみて」

「え……あ…」

店長が、名前の書かれていないロッカーをあけて、中からビニールに入った厨房服を取りだした。

「あ……は…はい…」

今すぐ、ここで着替えるんですか?

という疑問が、一瞬、頭の中をよぎる。

なんとなく、店長も、鈴木も山本も。こちらを伺っているような気がする。

 

でも、自意識過剰なだけなのかもしれない。

 

男なんだから。気にしなくてもいいんだ…。

 

でも、春喜は、今まで、男子校で。見た目が、小さくて、大きい瞳がかわいいせいか。

何度か、上級生から、男同士の、「そういう関係」にならないか、と持ちかけられたことがある。

だから、裸を、女子相手に見せるのはもちろん。男性相手でも、なんとなく緊張してしまう。

今まで、高校の時の体育の授業でも、なるべく目立たないように、部屋の片隅で着替えるようにしていた。

 

「どうしたの?

「え…あ…」

店長に顔をのぞき込まれて、慌てて顔を上げた。

「ほら、さっさと着替えて」

「は…はい…」

そんなことを意識する、自分の方がおかしいんだ。

 

来ていた黒色のTシャツを脱いで、ズボンのベルトも外した。

ジーパンを降ろそうとすると、不意に、腕が掴まれた。

「もっと、手際よくやらないと駄目だよ。

 今は、店が空いているからいいけれど。忙しい時間帯だったら、そんなゆっくり着替えている暇なんかないんだから…」

「は…はい…」

「じゃあ、手伝ってあげるよ」

「え……」

店長が、ニタリと口角を揚げて笑って。

背後にまわった。

後から、抱きかかえるように。ジーパンに手が伸ばされてくる。

「あ……い……いいです。自分で…出来ますっ」

慌てて、店長の腕の中から逃れようとしたけれど。

店長の方が、圧倒的に身体が大きいから。

ジタバタと手を動かしてみるだけで。逃れることが出来ない。

 

「遠慮しなくていいよ…。今日は初日だからね。特別だよ」

「で…でも…」

店長がジーパンをズルッと一気に引きずり降ろした。

「あ……」

グレーのボクサーブリーフタイプのパンツがズボンの下から出てくる。

「や……」

上衣は脱いでいたから。身につけているのが、パンツ一枚になってしまった。

 

早く、厨房服を着ないと。恥ずかしい。

焦って、厨房服のビニールを破ろうとしたとき。

不意に、山本が、向き直って、近づいてきた。

「あぁ……。揚げ方の説明をしよう…と思ってたんだけど。取り込み中ですか?

「あ…」

山本にも、パンツ一枚の姿を見られてしまった。

 

同性同士でも、なんだか恥ずかしい。

自然と、赤くなってしまう。

「いいよ…。ほら、揚げ方を教えて貰っておいで」

「え…」

手に持っていた厨房服を、店長に取り上げられた。

「え…だっ…だって…」

厨房服がないと。パンツ一枚の、裸のままになってしまう。

「モタモタ着替えたから、罰だよ。今日は、厨房服は、お預けだね…」

「そ……そんな…」

いくら、厨房の中だけとは言っても。

パンツ一枚では、心許ないし。すごく不安だ。

 

「恥ずかしいのかい? 真っ赤になってるね」

「本当だ。背中も、全身が赤くなっている」

「う……い…いや…」

身体を隠すように、背中を丸めた。

それでも、恥ずかしくて赤くなってしまうのは、止められない。

「ふぅん……。かわいいな…」

山本が、ボソッと呟いて、しみじみと春喜の身体を見下ろした。

「て……店長…」

冗談は、いい加減にして欲しい。

 

「いいんじゃないですか? 虐め甲斐がありそうだし」

「だろ。だから、採用してみたんだ。

こんなカワイイ子。滅多に来ないだろうと思って、ね」

店長と山本が、楽しそうに見下ろしてくる。

 

なんだか、怖い…。

男同士なのに。

こんなに、「怖い」と思ったのは、初めてだ。

 

でも、パンツ一枚いか身につけていない姿で。どうしたらいいのか分からない。

 

「あ……」

「どうした? そんなに目をキョロキョロさせて」

山本が、近づいてきた。

自然と、店長と山本の間に、挟まれるような姿勢になってしまう。

「仕事、覚えたいんだろう。だったら、じっくり、教えてやるよ」

「で……でも…」

山本を見上げてみた。

「ひ……」

楽しそうに笑っている。

何が、そんなに楽しいのか分からない。

「ふ……服を。返してくださいっ」

店長の方に向き直って、厨房服を掴もうと、手を伸ばした。

「あ……と…。

 ほら、そんなにジタバタしたら駄目だよ…」

「え…」

伸ばした両手首を、グイと掴まれた。

「いたっ……」

後ろ手に、ぎゅっとねじり上げられる。

「バタバタして面倒だから、縛っておこうか…」

「なっ……」

店長の言葉に、山本が傍にあるロッカーの中から、ガムテープを取りだした。

「ひ……」

ベリベリベリと音をたてて。

後ろ手に掴まれていた両手を、ガムテープでグルグル巻きにされる。

「あ……な…なんで…」

どうして、そんな事をされるのか分からない。

 

ただ、今日は、アルバイトで来ていて、仕事の内容を教えて貰うだけで。

 

こんな風に、縛られたことなんて、ない。

 

両手が自由で無くなるって言うのは。

こんなにも、不安なものなのか…。

「て…店長…。離してください…」

手をジタバタと動かしてみた。

「う……」

でも、肩が痛いだけで。ガムテープは何重にも巻かれているから、ビクリともしない。

「ほら、これで、バタバタできなくなっただろう」

「あーあ、今度は、真っ青になっている。

 両手を縛られるって言うのは、そんなにも怖いのかな…」

山本の指が、頬を撫でてきた。

「大丈夫。仕事を教えて上げる、だけだから」

笑い混じりの声で。店長が耳元にささやいてきた。

 

でも、仕事を覚えるだけって…。パンツ一枚で、しばりあげられる理由が、分からない。

「じゃあ、まずは……。うちの商品を覚えて貰わないと行けないからね…」

店長が、手を伸ばして、厨房の台の上から。

小さな一口サイズのドーナツが、6種類ばかり盛られている商品を手にとった。

「これは、知ってるかな? 春喜くん」

「は……はい……。それは、D-POPで…」

6種類が、一気に味わえるから、お得な気がして。春喜も、よく食べる商品だ。

 

「そう。偉いね。でも、一応、味を確認して貰おうかな…」

「は……はい…」

店長が、眼前まで、商品を持ってきた。

 

そして、その目の前で。

「あっ……」

「あーあ……」

わざとらしく、紙の皿にのっていたドーナツを、ひっくり返して、床に落とした。

「あぁ……落ちちゃったね…」

「そうですね…」

山本もうなずいている。

「な……」

どうして、わざと落としたのか分からない。

コロコロと、丸くて、小さなドーナツは、床を転がって、あちこちに落ちている。

「勿体ないよね…。

 じゃあ、春喜くんに、味を覚えて貰うのも兼ねて…。

 落ちたドーナツを食べて貰おうかな」

「え……」

店長を見上げると、ニヤリと笑んだ顔が見下ろしてくる。

落ちたモノを食べるだなんて。

そんな汚いこと。今までしたことがない。

しかも、厨房の床、だ。けっこう油が跳ねていたり、砂糖が散らばっていたりして。

とても、清潔な床とは言えない。

 

「い……いや…です…」

首を左右に振った。

「イヤ、だなんて言えないよね。

 全部拾ってその、カワイイ口で食べられたら。厨房服を着せて上げるよ」

「え……」

店長が、持っている、ビニールに入った厨房服を、軽く掲げた。

「そ……そんな……」

「だって、勿体ないだろう。うちは、できるだけ、商品の廃棄はしないように…。

 心がけているからね」

「で…でも…」

頭が混乱してくる。

床に落ちて手いる物を食べる、だなんて。でも、厨房服は、着たい。

こんな、パンツ一枚のままで。

恥ずかしくて、気持ちが焦って。

うまく考えがまとまらない。

「厨房服を着たかったら、ドーナツを全部食べること、だね」

「……で……でも…」

「ほら、そんな立っているままじゃ、ドーナツを食べられないだろう」

「ひ…」

髪の毛を掴んで、乱暴に、床に身体を投げられた。

肩が痛い。両手を後ろ手に縛られているので、思い切り、頭から倒れてしまった。

頭の中が、ガンガンする。

「さぁ、こうしたら、食べられるだろう」

「あっ……」

腰を掴まれて。

肩を床について、四つん這いのようなな格好にさせられた。

 

パンツ一枚の尻を。俯せで、高く掲げているような姿勢。

「あぁ、ケツを突きだして居るみたいだね」

「バンツ越しに、尻の割れ目が分かりますね」

 

2人が見下ろして、バカにしている言葉が聞こえる。

恥ずかしくて、情けなくて、涙が出てくる。

「泣いてないで。きちんと食えよ…」

山本が、床に落ちていたストロベリーチョコがコーティングされた、小さなドーナツを、軽く蹴って。

床に這っている春喜の前に移動させた。

 

本当に、たべなくてはいけないのだろうか…。

たちの悪い、冗談だ。と。誰かいってくれないか…。

 

2人を見上げてみたけれど。

「さっさと食えって。それよりも、無理矢理、押し込んで欲しいのか?

店長が、苛ついたように軽く春喜の横っ腹を蹴った。

「ひ……わ……分かりました…」

床に這うと。立っている2人が、よりいっそう、巨大に見える。

怖い……。

「う……うぅ……」

おそるおそる口を開いて、目の前のドーナツを口に含んだ。

 

口の中の感触はあるけれど。

緊張感のせいで、全く味がしない…。

もそもそとしただけの物体を、何度かかんで。

ようやく嚥下した。

「ほら、次も探して、きちんと食えよ」

「あ……は……はい……」

肩を床についているから、思うように床を進むことができない。

 

それでも、あちこちを見回してみて。

散らばっているドーナツのもとに、身体をうごめかせるようにして、移動した。

 

見下ろしている2人が、おかしそうに笑っている。

 

そりゃあ、肩で床を這って、ドーナツを食っている春喜の姿というのは、滑稽だろう。

「う……うぅ……」

5つ目のドーナツは、オールドファッションタイプのもの。

厨房のテーブルの脚のそばにあって。

床に落ちている髪の毛とからまっている。

「う……」

一瞬、吐き気がこみ上げてきたけれど。

舌を突きでして口に含み。なんとか歯をうごかして、噛みしめた。

 

でも、6個目のドーナツが、視界の中に、見あたらない。

「う……」

「あれ、六個目がないな…」

店長も、厨房内をキョロキョロと見回した。

「本当ですね。6個目が…。見あたりませんね」

「あ……」

床に顔をぺたんとつけて見てみると。

ガスレンジの台の下の。奥の方に、それらしきモノが見えた。

 

「あ……ある…」

でも、あんな所、到底、届きそうにない。

「あぁー、台の下か。それは、取れないな…。残念」

店長が春喜の背中に、足を置いた。

「いっ……いた……」

「じゃあ、約束の6個、集められなかったな」

でも、それは…。台の下にまで転がってしまっていたから。

自分が悪い訳じゃない。

 

5個、汚いドーナツを食べたのに。

肩がすり切れそうなほど、床をはいまわったのに。

「6個、食えなかったから、約束の厨房服は、まだ、渡せないな…」

「でっ…でも」

「なんだよ? 不満そうな顔して。約束は約束だろう」

山本が、前髪を掴んで。

上半身を引き上げた。

「じゃあ、罰として、パンツも没収だな」

「え………ちょっ……」

店長の手が、下半身に伸びてくる。

必死で逃げようと、身体をうごかしてみたけれど。

前髪を山本に掴まれて。パンツを店長に引っ張られて。

どうする事もできない。

「ひ……あ……や…止めてくださいっ……」

「ほら、これで、全裸だ」

「ひぃっ……いぃ……」

最後の一枚。ボクサーブリーフが、足から引き抜かれた。

「あ……」

パンツの下から。小さく縮こまった性器が顔をだす。

「かわいいチンチンだな…」

ケラケラと、声をあげて、店長と山本が笑っている。

 

恥ずかしくて。頭がおかしくなってしまいそうだ。

「あ……あ……」

「尻の穴も、丸出しだな…」

「ひ……」

店長の手で、尻たぶが、思い切り左右に押しひろげられた。

「あ……や……み…見ないでくださいっ……」

尻の穴の窄まりから。ペニスに至るまで。

股間部分が、全部、蛍光灯の下にさらけ出されている。

「あぁ、緊張しているのかな。お尻の穴が、ヒクヒク震えているよ」

「ひ……あぁ……」

指が。尻の窄まりに触れてくる。

「罰として、こっちで、食べて貰おうかな」

「え……な……」

店長が、台の上から、ドーナツの中に、生クリームを絞り入れる袋を手にとった。

「ひ……あ…」

「うちの生クリームの味も、覚えて貰わないといけないからね」

「い……いた……」

ツプン、と。後孔の窄まりの中に異物が入る感触がする。

「あ……」

「ほら、入れて上げるよ」

「ひ……」

一気に、後孔の中に、生クリームが絞り込まれていく。

「うぅ……あぁ……」

中から押しひろげられる感触がたまらない。

苦しくて、股間がグチャグチャで。

身体から、力が抜けていく。

「ひ……うぅ……」

全神経が、後孔に集中してしまう。

「ほら、全部入れて上げるよ」

「うぅぅ……」

どんどんと後孔が、奥から、強引に広げられていく。

全神経が後孔に集中してしまっている。

 

「あぁ、本当に全部入りましたね…」

山本が、感心したように呟いている。

「あぁ。これで、だいぶと滑りも良くなっただろう」

「あ……あぅ……」

窄まりから、クリームの袋の口が、引き抜かれた。

お腹が、いれられた生クリームでいっぱいだ。

 

下腹部が、変な形に膨れあがっている。

「うぅ……う…」

中にいれられたクリームが、腸の中をぐるぐると迫り上がってきて。

「ひ……あ……もれ……もれるっ……」

後孔から、あふれ出してしまいそうな気がする。

「漏れるって。何が漏れるの?

店長が、おかしそうに春喜の顔をのぞき込んでくる。

「あ……さっき……入れられたのが……。も……もれちゃう…」

腸が、変な音をたてている。

 

生クリームだけじゃなくて。もしかして、ウンチももらしちゃうそうな気がする。

「ひ……あ…」

「漏れないようにして欲しいかい?

力を入れていないと、中から爆ぜてしまいそう…。

「あ……は…はい…」

下半身の感覚に、全身がしはいされていて。

たまらなく苦しい。

「じゃあ、蓋をしてあげるよ」

「え…あ…」

 

四つん這いの足の間に、店長が、身体を割り入れてきた。

「う……」

足を閉じることができない。

股間が、店長の目の前に、さらされていて。

山本も、のぞき込んでいる。

「ひ……あ…」

でも、恥ずかしさよりも、、今は。漏れてしまわないかの方が…。心配だ。

 

「え……あ…」

「ほら、これで、蓋になるだろう」

「い……い…」

後孔の窄まりに、店長のペニスが押し当てられている。

「い……」

額を床について、下半身をのぞき込んでみた。

「あ……」

店長の赤黒いペニスが。春喜の足の間に、入っていく。

「ぐぅぅ……苦しいっ……」

同時に、たまらない圧迫感が、下半身から迫り上がってくる。

 

身体が2つに裂かれて居るみたいに苦しい…。

「これで、漏れないだろう」

「うぅ……いた……あぁ……」

漏れるどころか。

苦しすぎて。後孔が痛すぎて。

頭の中がチカチカと点滅するだけで、何も考えられない。

 

ただ、痛いのと、圧迫感だけに、身体が支配されている。

 

「すごい……全部はいりましたね…」

山本が、感心したように、股間をのぞき込んでいる。

「い……いたぁ……あぁ……う…」

「あぁ、生クリームを入れていたから。滑りがよくなっているよ…。

 ほら、蓋をしてもらえて、嬉しいだろう」

「ひ……」

店長のペニスが入った後孔を、かるく揺さぶられた。

 

中の粘膜のあちこちに。店長のペニスが触れる。

痛くて、むず痒い様な感覚もして。

「嬉しいって、言えよ…」

「ひ…あ……」

後頭部の髪の毛を掴まれて、ガンと床に打ち付けられた。

痛い。

下半身からだけじゃなく、打ち付けられた額からも、痛みが広がっていく。

「うぅ……うれ…嬉しいです…」

後孔から、生クリームがあふれ出る心配はなくなったけれど。

今は、痛くて、それどころじゃない。

「いいですね。見てると、俺も…」

山本が、厨房服のズボンをずらして、ペニスを春喜の眼前に突き出してきた。

「ひ……」

赤黒くて、すっかり、大きくなって、屹立している。

「どうせだから、舐めて貰おうかな…」

「う……」

言葉の、意味かよく理解できない。、

舐めるって…何を…。

まさか、この、目の前に突き出されている、赤黒くて、毒々しいペニスの事…。

「ひ……」

「あぁ、そんなに怖がることないだろう。

 もう、お尻には、ペニスが一本入って居るんだから」

「あうっ……う…」

その存在を主張するように、軽く店長が腰を揺すった。

腸壁に、グリグリとペニスが押しつけられる。

「あぁ、舐めやすいように…」

山本が、台の上から、チョコレートクリームの入っている絞り袋を取りだした。

「あ……う……」

屹立しているペニスに、チョコレートクリームをかけていっている。

テラテラと光るチョコレートクリームに、ペニスがコーティングされていく。

「ほら、これで舐めやすいだろう」

「あ……」

前髪を掴まれて、山本の股間に、顔を押しつけられた。

「口をあけて…」

「うぅ……」

さっき、打ち付けられた額が痛い。

抵抗したら、また、ぶたれかねない…。

「うぅ……」

おそるおそる口をすこしだけ開いた。

「ひぐっ……ぐぅ……」

途端に、口の中に、ペニスが押し込まれていく。

「ぐぅぅ……」

「そう。そうやってくわえろよ…」

「うぐっ……」

喉奥まで、ペニスが侵入してくる。

 

「あぁ……う…」

苦しい。

後孔にもペニスをいれられて、口の中にもペニスが入っている。

 

チョコレートの独特の味と。山本の股間の、むあっとした臭いが。

臭くて。鼻がおかしくなってしまいそうだ。

 

「うぐぅ……」

「うまそうに食っているじゃないか。じゃあ、俺も…」

「ひ……」

店長が、春喜の腰を掴んで、ゆっくりと動き始めた。

腰を引かれると、腸が引き出されていってしまいそうな気がする。

奥から、引き抜かれて。このまま、ズルズルと腸を引き出されるんじゃないか…という恐怖感が湧いてくる。

「あ……」

冷や汗が、背中を伝った。

 

「あぁーあ。すっかり、しぼんぢゃっているね…」

山本が。口の中にペニスをいれたまま。春喜の性器に手を伸ばした。

「う……」

人に、性器を触れられるっていうのは、なんだか、変な感覚だ。

気持ち悪いのに。

身体の奥が、ジンジンとしてくる。

「どうせだから、春喜くんも、気持ちよくして上げようか」

「う……」

山本が、ペニスを、春喜の口の中に突っ込んだまま。

幼いペニスを、指で擦り揚げていく。

「あぁ……あ…」

後孔の動きが。

どんどんと早くなっていく。

最奥を突かれると、身体がどうしても痙攣して。お尻の穴が、きゅっとすぼまってしまう。

そうすると、さらに、中に入っているペニスを締めつけてしまう。

「う……うぐ…」

「ほら、気持ちいいだろ。チンチンがどんどんと勃ってきたよ」

「あぁ……」

下半身が、おかしい。

痛いのに。痛いだけじゃない、感覚が、腰の辺りにたまっていく。

「あ……あ…」

「あぁ、ほら、きちんと口も動かして。なめてくれないと駄目だよ」

山本が、春喜の前髪をつかんで、乱暴に顔を動かす。

喉奥まで突き上げられると、むあっとした陰毛の中に鼻を突っ込むことになって。

苦しいし、臭い。

吐き気が喉奥からこみ上げてくるけれど。

「勃ってきたじゃないか…」

店長が、腰を掴んだまま、からかうように呟いた。

「そうですね。だいぶ、硬くなってきましたよ」

山本が、右手で握り込んでいる春喜のペニスを。

店長に見せつけるように、きゅっと握った。

「あうっ……」

「こんな事されて。それでも勃つだなんて……」

店長が、感心したように呟いている。

「コイツも、ヘンタイだな…」

「そうですね…」

山本もおかしそうに笑んで、うなずいている。

「いい子がはいりましたね…」

「そうだな…」

店長と山本の会話が。なんだか、自分の事なのに、自分が置いていかれて居るみたいで。

「ひっ……あ……あぅっ……」

腰がグイと掴まれて、奥まで突き上げられる。

同時に、喉奥にも、ペニスが乱暴に侵入してくる。

「ひぃぃ……あぁ……」

苦しいのと、臭いのと、痛いので。

身体の全感覚が支配されてしまって居るみたいだ。

口を何度も乱暴に突き上げるペニスの感触が。

「ひぃぃ……あぁ……」

口腔内のペニスが、ブルッと震えて。

口の中に、なま暖かいなにかが、あふれ出てくる。

「ぐぅぅ……うぐ……」

山本が、ズルリと、春喜の口から、ペニスを引き抜いた。

「う…」

同時に、口を手で押さえられる。

口の中に放出された粘液を、吐き出すことができなくて。

「うぐ……」

唾液と一緒に、喉の奥にゴクリと下がっていった。

食道を、熱い精液が流れ込んでいって居るのが分かる。

 

気持ち悪い。

 

「えらいね…。精液、飲んで」

「あ……い……いや…」

山本が、つかんでいた春喜の前髪を離した。

床の上に、両肩をついて四つん這いの姿勢になってしまう。

「あぁ……俺も……」

「ひ……」

腰を掴まれて、注挿される感触が。

どんどんと早くなっていっている。

グチャグチャと、中を突き上げられている感覚が分かる。

「ひ……あぁ……いた……」

「あぁ……俺も…でるっ…」

「あぁ……う…」

腰に、店長の腰が激しく打ち付けられて。

中に、熱い、何かが放出されている。

「あ……へ……へん……。

 熱い…よう…」

「あ……あぁ……」

店長の身体の動きが一瞬とまった。

「ひ……ひぃぃ……」

ドクドクと中に注ぎ込まれていっている。

「あ……あぁ……」

「あぁ……よかった…よ…」

腰を掴まれて、店長の身体が。

後孔の中から、ズルリとペニスが引き出されていった。

「うぅ……あ…」

「気持ちよかっただろう。

 ほら、チンチンも、こんなに硬くなって…」

「ひ…」

店長の手が、ペニスに触れてくる。

先端を触られると。

どうしても、ジンジンとした、変な感触が背筋を這い上がってきて。

「ほら、もうイキそうだね…」

「あ……う…」

髪の毛ほ掴まれて、四つん這いの姿勢から、仰向けに反転させられた。

「きちんと、イクところ、撮って置いて上げるよ」

「ひ……」

店長が、片手に携帯を掲げている。

膝裏をつかまれて、身体を折り畳むように。下半身をつきあげる姿勢で固定された。

こんな姿、撮られたりしたら…。

 

やばい、と思うのに。

反比例するように、性器がどんどんと熱くなっていく。

さっき、中に出された精液も、グルグルと腸の中を動き回っていて。

「あ……で……でちゃうっ……あ……」

山本の手で、ギュッとペニスを締めつけられた。

「ひ……ひぃ……あぁ……」

たまらない解放感。

背筋を、電流が走るみたいにして…。

ペニスから、白濁とした液体が、放出された。

「う……あ……」

腹の上に、精液が、みずたまりのようにたまっている。

「あぁーあ、イッちゃったね…」

山本が、からかうように、腹の上にたまっている精液を指ですくった。

そうして、台の上のドーナツを手にとって、精液の水たまりの中につけた

「ほら、春喜くんの精液でコーティングされたドーナツだよ…」

「う……」

シンプルなドーナツの上に、べっとりと、春喜の精液がかかっている。

「食べてごらん。

 食べるところ、きちんと撮ってあげるから」

「ひ……」

唇に、生臭い精液をまとったドーナツが。おしつけられる。

「あ……う……」

「食えって言ってるだろう」

「ひ…」

山本が、髪の毛をつかんで、軽く床に春喜の頭を打ち付けた。

 

両手を縛られて。挙げ句に、さんざん後孔をおかされて。

口の中も、ペニスでめちゃくちゃに掻き回されて。

こんな格好を、携帯で撮られている。

 

なさけなくて、涙が出てきた。

「あぁ、泣いちゃったね…かわいそうに…」

店長が、わらっている。

「うぅ……」

言われたとおりに、すこしだけ唇を開けて、押しつけられたドーナツを口に含んだ。

 

「うまいだろう。自分の精液、オリジナルのドーナツ」

「本当に食ってるな」

店長と山本が、おかしそうに声をあげて笑っている。

 

何が、そんなにもおかしいのか分からない。

 

ただ、喉の奥から迫り上がってくる吐き気を我慢しながら。

なんとか、ドーナツ一つ、食べきった。

口の中が、モソモソとするし。

精液で。臭くて。たまらない…。

 

「本当に、いい子ですね。まだまだ、これからも、楽しめそうな…」

山本が、店長に話しかけている。

店長の顔が、ニヤリとゆがんだ。

「だろう…。まだまだ、いろいろと楽しませてくれそうだよな…」

 

2人が、何を言っているのか分からない。

ただ、どうして、自分がこんな目に遭っているのか。

わからない。

「ひ……あ……」

体中が痛くて。頭の中が、チカチカと点滅している。

 

仰向けにされているから、天井の蛍光灯の光が、モロに目に入って。

まぶしくて、視界が白くなっていく。

「あ……あぁぁ……」

春喜は、息を吐いて、意識を手放した。

 

 

2013 01 04UP
相変わらずなネタですみません。
エロ度もあまり濃くなくて、設定を生かし切れなかったかなぁ…とちょっと反省しています。

最近は体調が優れなくて、新作を書くことが出来ないので、去年、書きためておいた中から
選んで更新しました。

また、新作を書くことが出来るようになったら更新したいです。
読んで下さって、ありがとうございます
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