HUNTING

なんとなく、ムシャクシャとした気分だった。

高校の成績表が悪かったのもある。

せっかく、明日からは夏休みなのに。こんな成績表をもって帰ったら。

きっと、両親は「塾の夏期講習に行け」っていうだろう。

特に、オヤジは勉強にはうるさいから。

「クソッ……」

家に帰るのが嫌で。

近所の公園のベンチに腰掛けた。

 

今まで、散々、街をウロウロして、なんとか家に帰る時間を、一分でも遅らせよう…としてみたけれど。

時計を見ると、午後11時を差している。

 

さすがに、公園には、誰も居ない。

 

どうしようか…。

腹が減ったから。さっき、コンビニで買った、「ウィダーインゼリー」をポケットから取りだした。

こんな時間だから、晩飯は残っていないだろう。

 

オヤジに怒られることを想像すると。

憂鬱な気分になる。

 

「チッ…」

何か、気分が晴れるようなことがあればいいのに。

すっきりとした気分になりたい。

 

公園に、子供でも居たら。思い切り虐めて、めちゃくちゃにしてやっても良かったのに。

そうすれば、少しは、この気分がマシになっただろうに。

 

こんな時間だから、公園には、自分以外、誰も居ない。

「クソッ…」

闇に包まれている滑り台の方を見た。

 

誰も居ない。

ただ、暗いだけで。

「あ……」

と思っていると、不意に、黒い影が。

ガサッと音がして、現れた。

「………」

ちょうど、こんなムシャクシャした気分の時に、人が現れるだなんて。

 

運命めいたものを感じる。

ちょうど、神さまが、「苛立つ気分を抑えるために、支給してくれた」みたいに。

「面白そうだな……」

ウィダーインゼリーを、とりあえず、鞄に戻して。

ベンチから立ち上がった。

近づくと、月にてらされて、人影が、次第にはっきりと浮かび上がってくる。

 

「チッ……」

スーツ姿の、サラリーマンみたいだ。

公園を横断して、帰る途中なんだろう。

 

どうせだったら、塾帰りの子供とか。そういう方が、虐め甲斐があったのに。

「まぁ、しょうがないか……」

足を速めて。

人影に近づいていった。

 

「ひ……」

「よう…」

小走りな背中から、声を掛けてみた。

ビクンッと、分かるほどに。スーツ姿の肩が大きく震える。

「こんな時間に、1人で公園を歩いていたら、危ないぜ……」

「あ……」

その肩に手を置いてみた。

ゆっくりと、小さな頭が振り返ってくる。

身長は、179cmの俺より、若干低いくらいだろう。

ただ、体格が全然違う。

 

遠目にはよく分からなかったけれど。ずいぶんと、細いみたいだ。

掴んだ肩も、小さい。

 

「チッ…」

でも、振り返った顔を見ると、自然と舌打ちが漏れた。

「な…なんなんだい?

俺のオヤジと、そう変わらないくらいの歳だろう。

 

ハズレ、だ。

 

「クソッ…気分がわりぃな……」

どうせだったら、若い奴の方がよかったのに。

「しょうがない、か……」

平日の、こんな時間の公園。なかなか、通る人も居ないし。

これで、我慢するしかないか…。

「……何か、用かい?

一瞬、不快そうに、男の眉が寄せられる。

 

その表情が。オヤジとだぶった。

きっと、オヤジと同じくらいの歳。着ているダサイスーツも、似たような感じだ。

 

途端に、むかむかと苛つく気分が、湧いてくる。

「うるせーんだよ!!

一瞬、頭の中で何かが切れるような感じがして。

「うっ………」

気がつくと、思い切り、拳を男の腹に打ち付けていた。

「あ……」

男の身体が、ぐにゃっと丸まる。

「ムカツクな……」

髪の毛を掴んで、顔に。思い切り膝を打ち付けた。

「ひ……」

よたよたと、腹を抱えるようにして2・3歩揺れてから。

男の身体が、公園の砂場の上にグラリと倒れた。

「いた……あ……」

まぁ、こんなジジィでも、殴れば、少しは気分がすっきりする。

 

それに、オヤジと同じくらいの歳みたいだから。

なんだか、オヤジを殴っているようで、気分もいい。

「うるせーんだよ」

うずくまっている腹を、思い切り蹴り上げた。

「ひ……いたっ……」

「ちくしょう……

うるさいうるさいうるさいうるさい」

でも、オヤジを思い出したら、成績が悪かったことまで思い出して。

気分が悪くなった。

だから、連続して、何度もスーツの腹の辺りに、足を踏み降ろした。

「ムカツクムカツクムカツク……」

気分が収まるまで。

思い切り体重をかけて、灰色のスーツに、制服の革靴を踏み落とす。

 

ガシガシと音がしているのが面白い。

 

「くそっ……」

足で踏み付けるように蹴るのも、結構な重労働で。

何十回、数えられないくらいに蹴り落としていると、息が上がってくる。

それに、モヤモヤとしていた気分も、少しだけ収まって。足を止めた。

「はぁ……」

ハンカチをポケットから出して、汗を拭う。

見下ろしている男は、ビクとも動かない。

土の上で丸くなって、何度も何度も踏み付けた、腹の辺りをかばっている。

カブトムシの幼虫みたいだ。

 

ただ、腹の辺りが、俺の靴のせいで、土まみれになっているけど。

それに、スーツのポケットも、蹴ったときに靴がひっかかったのか。破れている。

「……おい……」

伏せている顔にを足で転がして。のぞき込んでみた。

「ひ……いた……」

男の顔が、痛みと恐怖にゆがんで。

目からは涙を流しているし、顔中が、土まみれになっている。

「うわっ……きたねーな……」

思わず、顔を革靴で、踏み付けた。

「ひぃぃっ……う……」

男が奇妙な声を漏らしている。

「あ……あ……」

必死で逃げようと、俺の靴の下から這いだそうとして。

「ははっ……おもしれーな」

その格好が、ブザマで面白い。

 

俺のオヤジと同じくらいの歳の奴が、今、俺の足の下で、虫みたいにアガアガともがいている。

そう考えると、気分がいい。

 

こんなオヤジ、面白くない…と思っていたけれど。

意外と、楽しいかも知れない。

こんなジジィを、めちゃくちゃにしてみたら……。

「しょうがないな…。アンタで我慢してやるよ」

「ひっ……やめ……」

髪の毛を掴んで、頭を引き上げた。

「い……いた……たのむ……やめ……」

「何を「頼む」んだよ。俺が遊んでやろうって、言ってるんだぜ。

 嬉しいだろう」

「ひっ……か……金なんて…ないから……」

オヤジ狩りだと思って居るんだろう。

「オヤジ狩りも楽しいけど。もっと面白いこと、しようぜ…」

「あ……う……」

掴んでいた髪の毛を放り投げるようにして。地面に身体を投げ捨てた。

 

目がキョロキョロと左右に動いているのが面白い。

たまに、白目をむいたりして…。

「ほら、楽しい事して、遊ぼうぜ」

「あ……」

男の身体の上に。馬乗りにしゃがんだ。

「や……やめ……」

ジタバタともがく手が、じゃまくさい。

「大人しくしろよ」

男のズボンのベルトを外して、引き抜いた。

明らかに、合皮だとわかる、安っぽいベルト。

「貧乏くせぇな」

「ひ……」

男の両手を合わせて、手首にベルトを締め上げた。

「な……」

細い手首が、黒いベルトで縛り上げられる。

男は、両手の自由が奪われて、焦っているみたいだ。

「あぁ、これで、何もできない」

「な……何をするんだ……。

 か……金は本当にないから……」

目が、涙でうるんでいる。

見ていると、小動物みたいで、面白い。

こんなジジィ…とおもっていたけれど。

オヤジと同じくらいの歳の奴を、めちゃくちゃにしてみるのも、楽しいかも知れない。

オヤジに、しているような気になれそうだから。

「誰も、金目当てだなんて言っていないだろ。一緒に、遊ぼうぜ」

ベルトを外したせいで、ずり落ちてきているズボンを、一気に引きずり降ろした。

「ひ……」

布の下から、年相応にたるんだ太腿があらわになる。

「チッ…」

白いブリーフも掴んで、一緒に足首から引き抜いた。

「あ……あ……」

まさか、そんなことをされるとは思っても居なかったのだろう。

男が口をあけて、必死に息を吸い込んでいる。

「な……なにを……」

「あぁ、やっぱ、ジジィだな…」

ずず黒い陰毛の下に、しょぼくれたペニスがついている。

「まぁ、いいか……。これで……」

「ひっ……」

陰毛の中のペニスを、手のひらで掴んでみた。

「や……やめ……」

男が、縛られた手を、必死で突っぱねようとしている。

「うるせぇな……。ちょっとは黙れよ」

「う……あ…」

グニャリとしたペニスの感触が、なんだか気持ち悪くて。

ペニスから手を離して、膝を掴んだ。

「う……あ……苦しい……」

俯せに身体を反転させる。砂場の砂が、顔につくせいで、息苦しいみたいだ。

口をあけて、金魚みたいに、アップアップしている。

「はは…。おもしれぇな…」

「あ……う……」

「ほら、砂地獄だ」

「う……ぐ……」

後頭部の髪の毛を掴んで、砂に、何度も顔を押しつける。

見ていると、鼻の穴からも、唇からも、砂が侵入してきて。息ができないみたいだ。

苦しそうに顔がゆがんでいくのが面白い。

「あぐっ……う…」

頭を、思い切り砂に押しつけて、グリグリと動かしてみた。

呼吸ができなくて、苦しいんだろう。

頭を、必死で上げようと、抵抗している感触が手のひらに伝わってくる。

それが、面白い。

生き物なんだ…と実感できて。

「うぐ……」

でも、窒息死をされては困るから。

「ほら、息をさせてやろう」

「ひ……ぐ……」

後頭部の髪の毛を掴んで、顔を引き上げてみた。

砂まみれで、面白い。唇からは、砂混じりの唾液が流れてきている。

「ははっ…ざまぁねぇな……」

必死で息を吸い込んでいる。

「こうして、息もさせてやって。

 俺は、優しいだろう」

掴んだ髪の毛を引き上げて。背中を海老ぞりに反らせた。

「ひ……くるし……」

そうすると、空気が思ったように、気管の方に入らないみたいだ。

唇をふるわせて、ヒューヒューとくるしそうな呼吸音が聞こえる。

「優しいだろ? って、聞いてるんだよ。きちんと答えろよ」

後頭部を掴んでいた手を離して、首に指を回した。

「う……あ…」

両手で、男の首を、思い切り締めつける。

「あぐっ……」

「優しいだろう?

手をゆるめて、顔をのぞき込んでみた。

「く……苦しい……こ……殺さないで……くれ……」

「うぜぇな……。

や・さ・し・い・だ・ろって、聞いてんだよ」

言葉事に、ギュッギュッと首を締め上げてみた。

そのたびに、のど仏をグリグリと手のひらで押さえる。

「あぐ……う……」

唇から、泡みたいな唾液が溢れてきている。

のど仏の、骨っぽい感触が、手のひらに伝わると。

首を絞めているっていうのが実感できる。

「や……やさしい……や…さしいです……」

男は、砂まみれの顔で、必死に言葉をつむいでいる。

 

でも、言葉を聞くと、なんとなく気分がいい。

俺は、優しいんだ。

勉強が出来なくったって、いいじゃないか。こんなにも、俺は優しいんだから。

 

「あぁ、ほら。きたねーな…。拭いてやるよ」

喉を締めていた手を離して。

「あ……は……はい…」

さっき、引きずり降ろした、白色のブリーフを拾い上げた。

くすんだ白色の生地で、砂まみれの顔を拭う。

「あぁ、きれいになった。俺は優しいだろう?

「は……はい……」

俺って、やっぱり、優しい。

 

こんな、ジジィにも、こんなにも優しく接して居るんだから。

なのに、オヤジは、成績でばかり、人を見て…。

ムカツク。

「くそっ……」

立ち上がって、男の背中を思い切り、蹴ってみた。

「ひ……」

ゴロゴロと身体が転がって、砂場から硬い土の上に出ていく。

 

上半身はスーツ姿なのに、下半身は真っ裸なのが、なんだか滑稽だ。

それに、両手をベルトで縛り上げているせいで。

男が、モゾモゾと必死に、身体を動かしているのが。

蓑虫みたいだ。

「なんか、すっきりしねぇな……」

成績の事を考えると、やはり、憂鬱な気分になってしまう。

「くそ……」

土の上に、膝をついて、転がっている男の腰を掴んだ。

「ひぃぃぃ……」

俯せのまま、腰を引き寄せる。

ズリズリと頬が地面に擦れるのが痛いのだろう。

奇妙な声をあげている。

「すっきりしねぇな……。クソッ……」

「あ……や……」

両手を、前で縛っているから。

腰を引き寄せると、自然と。腰だけを高く掲げたような姿勢になる。

剥き出しの尻を見下ろす。

 

「アンタのケツの穴に、チンチン入れてやろうか」

「……な……」

くすんだ肌色のケツを、両手で割り広げてみた。

双丘の奥に。赤黒い窄まりが見える。

「ほら、ここがケツの穴だ……」

指先でつついてみた。窄まりが、ビクッと震える。

「ひっ……」

男が逃げようと、腰を動かしている。

でも、それが、逆に、腰を揺らして誘って居るみたいだ。

「おもしれぇな……」

自然と笑みが漏れてしまう。

「ひぃ……い…」

そうだ。

気晴らしに、このケツの穴にチンチンを突っ込んで。

中に思い切り出したら、きもちいいだろうか。

 

指を一本。入れてみようとしたけれど。

ケツに硬く力が入っているせいか、入りそうにない。

「ち……」

そうだ……。

ちょうど、のみかけのウィダーインゼリーがあった。

アレなら、いい潤滑剤になるだろう。

傍らに放り出していた鞄を引き寄せて。

中から、ウィダーインゼリーを取り出した。

 

本当だったら、強引に突っ込んでも良かったんだけど。

「た……頼む……殺さないで……く…れ…」

男は、頬をべったりと地面につけて、震えている。

尻もフルフルとふるえているのが滑稽だ。

さっき、引きずったせいで、頬には、何筋も、赤い傷ができている。

「殺す、だなんて。心外だな……。

 俺は、そんな物騒な事はしないぜ」

「ひ……」

尻の窄まりに、ゼリーの容器の口を押し当てた。

「い……いた……」

窄まりの中に、強引に容器の口を押し込む。

「ひぃっ……い……」

「ほら、今だって、チンチンを無理矢理つっこまずに。

こうして、入れてやっているだろう」

「うぐぅ……あぁ……」

ジェルのパックを、思い切り握り詰めた。

「ひぃぃぃ……」

グチュグチュと音がして。ゼリーが容器の口から出ていく。

「ゼリーが入っていく。きもちいいだろ」

「ひ……ひ……」

尻の穴の奥に入っていって。

入りきらなかった分が、窄まりからあふれ出してきている。

 

尻たぶの肌色はすっかりくすんでいて。ケツの穴も、赤黒くて硬かったけれど。

こうして見ていると、意外と楽しい。

 

なによりも、オヤジと同じくらいの歳のジジィが、俺の行動一つで、青くなったり、赤くなったりしているのが面白い。

「くるし……あぁ……」

「どこが苦しいんだ?

ゼリーを全部絞り上げて。

後孔の窄まりから、ゼリーの口を離してみた。

「うぅ……」

外すと同時に、指を窄まりの中に入れていく。

グチュグチュ。ケツの穴の中の、ゼリーの感触が何とも言えなくて。きもちいい。

ジジィで、ケツの穴の襞が伸縮しないから。

締めつけがきつくて、余計に気持ちいいのかも知れない。

「いいな……」

この中に、チンチンをいれてみたら、どういう感触だろう。

入れてみたい……。

「なぁ、チンチンを突っ込んでやろうか?

後孔を弄っているのとは違う。もう片方の手で、自分のズボンの前をくつろげた。

ズボンの生地の下から、屹立したペニスが出てくる。

 

「ほら、入れてやろうか?

「あ……ひ……」

窄まりに、ペニスの先端を擦りつける。

「入れてくださいって、頼んでみろよ」

「あ……」

窄まりの中に押し込んでいた指を引き抜いた。

「これが、アンタのケツの穴の中の臭いだぜ。臭いよな」

男の顔に。さっきまで、後孔に入れていた指をおしつけた。

「う……くさ……、くさい……です」

嫌そうに、顔がゆがむ。

その表情が、たまらない。

ズクリッと下半身に血液が集まったように感じる。

「チンチンを入れてください…だよ。いえるだろ?

「ひ……」

後頭部の髪の毛をつかむ。

また、地面に打ち付けられると思ったのだろう。

一瞬、目が白目を剥いて…。

「あ……い……いれてください……チンチンを……いれて……」

「ははっ……おもしれぇな……」

引き上げていた後頭部の髪の毛を、パッと離した。

「い……あ…」

ゴンと音がして、地面に頭が転がる。

「じゃあ、ご希望通り。入れてやるよ。

 アンタのきたねぇケツの穴の中に、チンチンを…」

「あ………あぁ……」

きゅっと小さな窄まりに、ペニスの先端を押しつける。

中からあふれ出しているゼリーをすくって、ペニスの先端に塗りつけた。

「ほら……。入っていく……」

腰を掴んで。一気に、ペニスを突き入れた。

「ひぃぃぃぃ………」

「きつっ……つ…」

ゼリーで濡らしていたのに。

侵入してくるペニスを、きつく、後孔の襞が締め上げてくる。

 

でも、その感触が、なんともいえず硬くて。

 

気持ちいい。

 

ペニス全体が、きつく絞られているようで。

それに、根本が、特にきつく窄まっているのが。余計に気持ちいい。

「あぁ……いい……」

「ひ……いた……」

こんなジジィのケツ。

たいしたこと無いだろうって思っていたけれど。

意外と、子供のケツよりも、具合がいいかも知れない。

硬くて、伸縮しないせいで。締めつけがきつくて。

「いい……気持ちいい……」

腰を掴んで、ギリギリまでペニスを引き抜いてみた。

中の襞が、ペニスにまとわりついて、割れ目の奥に顔をだしている。

真っ赤に充血していて。

「あぁ……いいよ…」

「ひ……いた……」

すぐに、また、根本まで強引に押し込む。

内側から、ゼリーがグチュっと先端を押してきて。

「あ……う……」

後孔の入り口の襞が、ピッと裂けた。

「あぁ、裂けたな……やっぱり」

俯せになっていた腰を掴んで。

身体を反転させた。

「ひぃぃぃぃ……」

ペニスにからまりついている襞が。

中でねじられる。

「いた……あぁぁ……」

ピシピシッと。

何筋か、襞が引き裂けた。

赤い血が、襞からにじみ出している。

「ちんちん突っ込まれて、気持ちいいだろう」

「いた……あぁ……」

男の目が。じわりじわりと白目に変わっていく。

意識が遠のこうとして居るみたいだ。

「おい、返事しろよ」

「ひ……」

男の、しぼんでいたペニスをぎゅっと指で掴んだ。

「返事しないと、握りつぶすぜ…」

「ひ……あぁ……」

ぐにゃっとしたペニスを、思い切り、指で締め上げてみる。

なんか、こんにゃくでも掴んでいるみたいだ。

「あ……あ……」

「気持ちいいです…だろう」

白目になっていた瞳が、キョロリと動いた。

潤んだ黒目がよみがえってくる。

「ひ……ひ……」

「言えよ。

「ケツの穴にちんちん突っ込まれて、気持ちいいです」って」

「うぅ……」

もう片方の手で、男の膝裏を掴んで、抱え上げた。

そうして、グリグリとペニスを最奥まで押し込む。

「ひ……き……気持ちいい…です……。ちんちん……突っ込まれて…。

 あぁ……」

黒い瞳は焦点が合っていなくて。涙があふれ出していている。

押し込めば押し込むほどに。襞が裂けて、鮮血がにじみ出してくる。

 

やはり、歳だから。伸縮性がなくって、簡単に裂けてしまうんだろうか。

でも、締まりはきつくて、気持ちいい。

特に、突っ込んだチンチンの根本が。

ぎゅっと襞がまとわりついていて。

ペニス全体が、締め上げられているようで。

「いい……いいよ…。

 アンタのケツの穴。気持ちいいぜ…」

「ひぃ……うぅ……いた……」

掴んだ膝裏を更に持ち上げて。

仰向けで、身体を2つに折り畳むみたいにしようとしてみた。

「いたっ……あぅ……うぅ……」

身体が硬くて。中途半端にしか、曲げられない。

「チッ……ジジィだな……」

若かったら、どうにでも、身体を自由に動かせるのに。

無理矢理、曲げようとしたら、骨がきしむみたいな音がする。

 

骨折になっても良かったんだけど。

そうすると、あとあと面倒そうだから。

それに、充分。奥までペニスが入っているから。

「まぁ……いいか……」

その位置で、膝をとめて。

男のケツの穴に入っている、自分のペニスをのぞき込んでみた。

「あ……あ……」

血で真っ赤に染まっている後孔の襞を、押しひろげて、赤黒いペニスが入っているのが見える。

「ほら……こうしたら、チンチンが出てきて……」

ゆっくりと、身体を離していく。

中から、襞が、チンチンにまとわりついて、引き出されてくる。

「こうすると、入る」

「ひ……」

亀頭のくびれ目、ギリギリまで。出しておいて、思い切り、腰を打ち付けた。

「い……いた……ひ……」

硬い後孔が、ペニスで、無理矢理内側からひらかれている。

「あ…あ……う……」

男が、だらしなく唇を開けて、必死で空気を吸い込んでいる。

さっき、一気に突き上げたときに、唇を歯で噛んでしまったのだろう。

くすんだ色の唇が裂けて、血が出ている。

その様子が、なんだか、後孔の襞が裂けているのと、まったく同じように見えて。

「あぁ、こっちからも、血が出てる…」

舌を突きだして、唇を、ペロリと舐めてみた。

「ひ……」

男の身体が、ビクンッと震える。

一瞬、目の焦点が、俺に合う。

「あ……う……」

でも、腰を動かすと、すぐに白目と、焦点の合っていない黒目に。

ゴロゴロと目玉が、転がっているみたいに変化する。

「面白いな……」

それに、後の締めつけも、気持ちいい。

「あぁ……いい…いいよ……」

太腿を掴んで、思い切り、足を広げさせた。

「ひぃっ……いぃぃぃ……」

男が、奇妙な悲鳴を上げる。

身体が、ビクンッと大きく震える。

「あぁ……はいる…」

ズチュっと、また、裂けた感触がして、チンチンが、どんどん男の後孔の中に入っていく。

奥を突き上げているのが分かる。

男のしなびた下腹部が。

ペニスを突っ込むのに合わせて、膨らんで、しぼむ。

「いい……あ……」

それに、どんどんと出てきている鮮血が。

男のくすんだ肌色には合わないような気がするほどに鮮やかな色で。

頭の中が、快感でいっぱいになっていく。

「ひ……ひ……」

男も、腰を打ち付けられるままに。ビクビクと身体を震わせて。

「いい……いいよ……」

「ひ……う……」

手のひらで、双丘を掴んで。親指で、尻たぶを思い切り押しひろげた。

グッと身体の進む感触がして。

「あ……あぁ……」

頭の中が、白く弾ける。

奥に、精液を思い切り放出してしまった。

「あぁ……あ……はぁ……」

解放感が、性器から。

じわりじわりとしびれるように、全身に充満していく。

気持ちいい。

「いい……あぁ……」

「ひ……あつ……あ……」

完全に、中に出してから。

ズルリと、ペニスを後孔から引き出してみた。

ゼリーと精液と、血液で。ペニスが、月光を浴びてテラテラと光っている。

「あぁ……よかった……」

掴んでいた、男の足を離した。

ドンッと地面に足が落ちる。

男は、仰向けで、ゼイゼイと肩で息をしていて。

「おい……」

顔をのぞき込んでみると、白目をむいて、口から、泡混じりの唾液を垂らしている。

「しっかりしろよ…」

軽く、肩を揺すってみた。

それに合わせて、コロンと目玉が転がるように。黒目に反転した。

でも、目の焦点は合っていない。

「おいっ、って………」

軽く、首を掴んで、締めてみた。

両手で、のど仏のあたりを抑えて。締め上げる。

ぎゅっと力をこめて、静止してみた。

1秒・2秒……。

数える間も無く、男の身体が、大きくビクンッと震えた。

「ひ……ひぃ……やめ……」

「あぁ、意識が戻った……」

目の焦点が合い、黒目勝ちな瞳が、首を締めている俺を見上げてくる。

「げほっ……うぐぅ……」

目が合うと同時に、両手を離した、

男は、よほど苦しかったのか。必死で空気を吸い込んで、おおきな咳をしている。

「ぐ……あ…」

両手をベルトでしばっているせいで、身体を丸めて。荒い息を繰り返している。

「……大丈夫か?

「う……あぁ……」

髪の毛を掴んで、顔をのぞき込んでみた。

「大丈夫、みたいだな」

目からは涙が溢れているけれど。焦点はあっているし。

「アンタ、さっきまで意識とんで、イッちゃってたんだぜ」

「あ……」

男の前髪を掴んで、顔を引き上げてみた。

「ひ……」

「俺が、意識を、取り戻させてやったんだぜ。

 優しいだろう」

「あ……」

顔をのぞき込んでみる。

唾液が、だらしなく、唇から溢れてきていて。

血が滲んでいる。

充血している唇を見ていると、さっきまでの後孔の窄まりを思い出す。

「あぁ、こんな所からも血を流して……」

「ひっ……」

指先で、唇に触れてみた。

身体が、大きく、ビクンッと痙攣する。

皮のむけている唇に触れると。

なんだか、内臓みたいで。

グニャグニャち柔らかい感触も、力が入っていないペニスに似ている。

「いいな……」

触れていると、この唇の中に、ペニスを突っ込みたくなる。

 

男は、全身から力が抜けて、起きあがることも出来ないみたいだ。

 

今度は、唇を。犯してやろうか。

 

 

「おい…しっかりしろよ」

男の前髪を掴んで、だらりと空いた唇に、ペニスを押し当てた。

 

まだまだ、満喫できそうな気がする。

ジジィも、案外、いいかもしれない。

血液が、ジワリジワリと股間に集まるのを感じる。

 

時計を見てみた。

まだまだ、夜は長い。楽しみは、続きそうだ。

2011 12 08 UP

ふと気がつけば、もう、だいぶと更新していない…。慌てて、こちらの小説UPしました。
今まで、ショタとか、「男の娘」系が続いたので、オヤジ受けにしてみました。
個人的には、高校生とか、サラリーマンネタがツボな年代です。
オヤジ受けだったら、こんな事させてみたい!!とか。オヤジ独特のエロがかきたかったんですけれど。
なんか、ネタが思い浮かばなくて、中途半端でごめんなさい。
今度は、本当に汚いオヤジ受けとか。かいてみたいですね。
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