公園 | ||
悪食な男は、好きじゃない…。 だから、不思議だった。 どうして、自分が、こんな悪食な男と一緒にいるのか…。 「2人でするのも、もう、飽きたな…」 中瀬の声が、伏し目がちに呟く。 最初は、大人しくて綺麗な男か、と思ったんだ。 でも、とんでもなかった。 「だから…。ここに来たんだろう」 夜の公園は、ひっそりと静まりかえっていて、隠れるのにはちょうどいい。 木が生い茂っていて、中瀬の姿も。自分も。闇が覆い隠してくれている。 中瀬は黒っぽいカッターシャツに黒い綿パンを履いている。 自分も、黒いTシャツに濃い色のジーンズ。 木の茂っている中に居ると、自分まで闇になってしまったように感じる。 「なかなか…来ないもんだな」 中瀬が、道の方を見て、呟いた。 2人でするのも、もう飽きた…。 言い出したのは、中瀬の方だ。 自分も、同感だった。 最初は、好きだったような気もするけれど。 今となっては、中瀬と自分は趣向が同じだから。 惰性で一緒に居て。 習慣だから、セックスをしているように感じていた。 おなじみになってしまった性交渉。 ちょっと、刺激的な事をしよう…。 そう言って、2人で公園に来た。 「あ……誰か来る」 中瀬の声に、意識が引き戻される。 「あぁ……」 暗闇の中を、パタパタと足音が響いている。 じっと、目をこらす。 闇に馴れてしまったせいか、妙にクリアに見える。 「あ……」 スーツ姿の男が1人。 小走りに歩いてきている。 会社帰りだろうか。 鞄を手に、黒っぽいスーツの上下を着て。 「いいじゃないか…」 中瀬が、楽しそうにこちらを振り返った。 「そうだな…」 自分が、捕まえる約束だった。 どちらかというと、中瀬よりも、自分の方が体格がいい。 それに、柔道もしていた。 力には、自信がある。 それに、バットも持ってきている。 うまく力加減をして、殴らないと。 死なせてしまっては、罪になる。 「行けよ」 中瀬が、自分の背中を押した。 「あぁ……」 脚を出すと、ガサッと落ち葉の音がする。 「っつ……」 「うわっ……」 男の目の前に踏み出た。 一瞬、びっくりしたように、男の目が、見開かれる。 なかなか、かわいい顔をしている。 「アタリ」だな…。 妙に、冷静に考えている自分がいる。 思い切り、腕を振り上げた。 「っつ……」 ゴンッと鈍い音がして、バットが、男の頭に当たる。 「あっ……」 グラリ、と男の身体が動いた。 「っつ……」 そのまま、グシャッと音をたてて、道に、男の身体が倒れた。 「おい、死なせてないだろうな…」 中瀬が、暗闇から出てきた。 「そんなに強く殴ってないよ……」 文句を言うなら、自分ですればいいのに。 思っていても、言わない。 そんなことを言ったら、我が儘な中瀬のことだから。 倍以上になって、言葉が返ってきそうだ。 「あぁ、生きてる。いいな。アタリだ」 中瀬が、倒れ込んでいる「男」の顔をのぞき込んで、ニッとわらった。 「だな。なかなかいいよな」 倒れている「男」の両脇を抱えて、茂みの中に戻った。 2人でするのも飽きた。 だから、3人でしてみたい。 誰か、知らない奴を強姦してみるのはどうだろう。 エロゲやAVでも、強姦物というのは多い。 1人で、強姦する自信はないけれど。2人だったら、うまくいきそうな気がする。 力で、絶対的に勝てるんだから。 そう言って、2人で公園に来た。 なかなか、ちょうどいい男が通らなかった。 このままだと、結局、願いを遂げずに一晩、過ごしてしまいそうだな…。 そう思っていたときに、ちょうどいい具合に「男」が通った。 「はぁ……」 中瀬が、「男」の背広のポケットを漁っている。 「男」は殴られた衝撃で、意識がないみたいだ。 ぐったりと脱力して、木の葉の上に横たわっている。 「ふぅん……こいつ、「阿部 尚人」だってよ…」 中瀬が、男の財布をあさって、「ほら」と名刺をつきだしてきた。 「へぇ。営業マンか…」 名刺には、名前と部署が書かれている。 聞いたことがある企業名。 「エリートなんだな…」 「いいじゃないか。その方が楽しい」 中瀬は、ニヤリと笑った。 本当に…。 悪趣味だ。 でも、そんな中瀬に付き合っている自分も、悪趣味なのかもしれない。 「ほら、これで縛っとこうぜ」 リュックから布製のガムテープを取りだした。 とりあえず、いりそうな物は持ってきた。 「あぁ…」 中瀬が、阿部の両手を、後手にガムテープでぐるぐる巻きにした。 スーツごと巻いているせいで、変に皺がはいっている。 「お前…。スーツごと巻くなよ」 「いいだろ。念入りに止めておかないと、暴れられたら困るだろう」 確かに。 見た感じでは、小柄で、ひ弱そうだけれど。 人っていうのは、見た目では判断できない。 「さっさとはじめようぜ」 中瀬が自分の唇を舐めた。 赤い舌が色っぽい。 「あぁ…」 気を失っている阿部のベルトに手をかけた。 カチャカチャと音をたてて、ベルトを外す。 「あっ……」 不意に、男の身体が、ビクンッと震えた。 「………あ」 阿部の閉じていた双眸が、ゆっくりと開かれる。 こぼれそうなくらいに大きな瞳。 「なっ……」 目が合った。 「う……」 殴った頭が痛いのだろう。 すぐに目がそらされて、男が、身体を丸めようとした。 「あ…う…」 「気がついたんだな…」 中瀬が楽しそうに呟く。 阿部は、現状がイマイチ、把握出来ていないみたいだ。 大きな瞳が、左右にキョロキョロとして、俺をじっと見る。 「よう、気がついたのか…」 中瀬が、阿部の前髪をかき上げた。 「ひ……な……君たち…」 縛られた腕を、動かそうと阿部がもがいている。 芋虫がバタバタしているみたいで、面白い。 「クッ……」 中瀬と俺。視線を合わせて笑った。 大人の男が、焦って、ジタバタとうごめいている姿っていうのは、滑稽だ。 「よう、気分はどうだ?」 「まだ、現状が分かっていないんだろう」 キョロキョロとしている目が。かわいい。 思っていたよりも、俺好みかもしれない。 「一緒に、たのしもうぜ」 ズボンを、一気に脚から引き抜いた。 「なっ……」 動揺している。 まだ、意図が分かっていないんだろう。 普通、男といえば、「強姦される」だなんて、想像しないんだろう。 「ひっ……」 パンツ越しに、ペニスを押さえつけた。 「ほら、気持ちよくしてやるから…」 「なっ……」 ボクサーブリーフタイプのパンツを、引きずり下ろす。 「ほら、出てきた」 性器が、剥き出しになる。 「なんだよ、縮こまってるなぁ」 中瀬が、楽しそうに小さくなっているペニスを、指で撫でた。 ゴワゴワとした陰毛に隠れるようにして。かわいい、小さなペニスがある。 「やめっ……君たち、やめろっ…!!」 阿部の顔色が、どんどんと青くなっていく。 俺たちの意図が、ようやく分かってきたんだろう。 「ほら、ジタバタしても、一緒だぜ。 大人しく、俺たちの言うとおりにしろよ」 中瀬が阿部の肩を膝の上に置く。 俺は、足首を掴んで、脚の間に身体を入れた。 「やめろっ!!」 阿部がわめいて、中瀬の太腿に、思い切り噛みついてきた。 「いたっ……コイツ!!」 両手を縛り上げているのに。なんとか抵抗しようとしている。 無駄なことなのに。 「くそっ」 中瀬が阿部の前髪を掴んだ。 「むかつくっ!! 噛みつきやがって!!」 ガンガンと、2・3度、土の上に顔を打ち付ける。 「おい……やりすぎるなよ」 「でもっ、むかつくんだよ!!抵抗しやがって」 阿部の額から、血がにじみ出てきた。 「ほら、もういいだろ。それより、ジェル、貸してくれよ」 誰かを強姦しようと思っていたから。 きちんと、そういうものは、リュックに詰めてきている。 「ふん。コイツにジェルなんか使うことないだろ。 そのまま突っ込んでやれよ…」 噛みつかれたのが、よほどむかついているらしい。 しょうがないから、リュックを引き寄せて、中からジェルを取りだした。 「無理矢理なんて、入らないだろう」 「いいじゃないか。 コイツがどうなっても、別に、俺たちには関係ないし」 中瀬が、吐き捨てるように呟く。 「やめろっ……やめてくれ……」 阿部は、まだ、懇願するような目で、俺の方を見てくる。 見れば見るほど、俺好みの顔だ。 こんな無計画なのに。アタリをひけてよかった。 「アンタも愉しませてやるから。な」 「ひっ……やめろっ……」 足首をつかんで、股間を思い切りひらかせた。 「あっ……やめ…見るなっ……」 「ふぅん。ちっちゃいちんちんだな」 指で性器をつまんでから、陰嚢の奥。 尻の穴に、指で触れた。 「ひっ……」 普通だったら、そんなところまで、他人に見られたことがないだろう。 「ほら、ジェル、入れてやるよ」 「うっ……あうっ……」 後孔の窄まりに、ジェルの口を押しつけて、思い切り容器を押しつぶした。 「入っていって居るだろう」 ブリブリブリと音をたてて、ジェルの容器が凹んでいく。 「あ、溢れてきた…」 「うぅっ……気持ち悪いっ……離せっ……」 身体をヒクヒクと痙攣させて、必死に下半身のしげきから、逃げようとしている。 無駄なのに。 中に異物が入っていく感覚が、耐えられないのだろう。 唇をきつく噛みしめて、息を吐くのも忘れているようだ。 顔が真っ赤になっていく。 「ほら、ケツの穴から、ジェルが出てきている」 容器のジェルを、全部絞り出した。 空になった容器を、ポイと投げ捨てる。 「あ、今度は、中からあふれ出してくるぜ」 両足首を掴んで、身体を折り曲げた。 オムツを交換するような格好になる。 こうすれば、ケツの穴も、性器も。よく見える。 「ほんとうだ。ケツからジェルがあふれてきている」 中瀬が、阿部の肩を地面に押しつけながら、のぞき込んできた。 「こうすれば。 ケツの穴の中がよく見えるぜ」 中瀬の指が、後孔の襞の中に入っていく。 指を二本、飲み込んだだけでも、きつそうに、後孔がピクピク震えている。 「うぅっ……あぅっ……はな…せっ…」 中瀬が、2本の指で、窄まりを押しひろげた。 「ほんとうだ…」 中の赤い粘膜が見える。 ジェルで、テラテラと光っていて。いやらしい。 「やめてくれっ……いた……い…」 顔を見ると、瞳いっぱいに涙を溜めている。 「かわいいな…」 大きな目が。チワワみたいで愛らしい。 こんな顔の奴が、今、ケツの穴までさらけ出している。 「いいな…」 見ていると、俺も興奮してくる。 ズボンの前をくつろげて、中からペニスを取りだした。すでに、半分硬くなっている。 「いいな。突っ込んでやろうか」 指で、ペニスを上下にこすった。 真っ赤な、後孔を見ていると、どうしても、下半身がうずく。 中瀬が、押し広げている後孔に、ペニスの先端を押し当てた。 「ひっ……やめっ……」 やっぱり、指2本でしか慣らしていない後孔に、いきなりペニスを突っ込むというのは、無理がある。 でも、入れられない訳じゃない。 「うぅっ……いたぁっ……う…」 大きな目から、どんどんと涙が溢れてくる。 頬を伝って。地面に流れ落ちていっている。 「あぁ。やっぱり、切れたな…」 無理矢理ペニスを押し込んだ、後孔の窄まりをのぞき込んだ。 案の定、襞が裂けて、鮮血が出ている。 「まるで、処女を犯しているみたいだよな」 「ほんとだ。ケツから血、流して。情けないよな」 中瀬がケラケラと声をあげて笑った。 俺も、根本まで、なんとか押し込んだ。 でも、中の抵抗がきつい。 初めての奴のケツは、こんなにもきつかったっけ?と思うくらい。 そういえば、初めての奴とするのは、久しぶりだな…。 「俺も、興奮してくるな…」 中瀬も、ジーパンのチャックを下ろして、中からペニスを取りだした。 「ほら、触ってくれよ………」 阿部の顔の上をまたいで、ペニスをこちらに向けてくる。 「あぁ……」 俺のより、一回りくらい小さいペニスに指を絡める。 先端からじんわりとにじみ出している。 先走りの液を、ペニス全体に、のばしていく。 クチュクチュと音がしている。 「どんどん硬くなっていくな…中瀬…」 「あぁ……いいよ……もっといじって…」 中瀬が顔を寄せてきた。 唇を開いて、中瀬と舌をからめる。 「うぅっ……いいな……」 阿部の腰を両手で掴んで、ゆっくりとペニスを引き出した。 「あ……ひ……いや……」 粘膜が絡みついてきている。 俺のペニスまで、血とジェルで、テラテラと光っている。 「あ……いいな…」 中瀬が、物欲しそうな顔で、俺のペニスの動きを、じっと見ている。 「舐めさせろよ」 中瀬が、身体をかがめて、俺と阿部の結合部に、舌を這わせてくる。 「あぁ……ちんちんの味がする…」 うっとりとした中瀬の顔。 切れ長の瞳が、綺麗だ。 「お前のも、コイツに舐めさせたらいいだろ…」 「うぐっ……」 阿部の口腔に、ジェルと精液にまみれた指を差し入れた。 「うぅぅっ……」 かみつく余裕も無いみたいだ。 押し広げられている後孔が痛くて。体中の全神経が、そちらに集中してしまっているのだろう。 口はだらしなく開いて、唾液を垂れ流している。 「ほら、ここに入れたらいいじゃないか…」 「そうだな……」 中瀬が、俺の指が入っている口腔に、ペニスを挿入した。 「あぅっ……うぐぅ……」 「あぁ、いいな…」 阿部の顔が、苦しそうにゆがむ。 中瀬のペニスが、根本までぎっちりと入ると、喉の奥が突かれるのだろう。 眉を寄せて、必死に苦しさに耐えているみたいだ。 「ケツも口もちんちんで塞がれて。いいな、気持ちいいだろう」 腰をつかんで、最奥まで突き上げる。 「うぐぅっ……」 縮こまっている、阿部の性器を指でつまんだ。 「ほら、気持ちいいだろう」 指で、上下にこすりはじめる。 くびれの部分を勢いよく、クチュクチュと音をたてて、こすり上げる。 「あぅっ……やめ……」 中瀬のペニスで塞がれている口から、苦しそうな声が漏れる。 「ほら、喋ってないで、舐めろよ」 「ぐぅぅっ……」 中瀬が、口腔の奥をペニスで突く。 苦しそうなうめき声が響いて、面白い。 「いいな。アタリだったよな…」 「あぁっ……いいよっ……」 中瀬が激しく腰を動かして、阿部の口腔を乱暴に突いている。グチャグチャと濡れた音と、皮膚の当たる音が響いている。 シンと静まりかえっている公園だから。 余計に、大きな音に感じる。 「あっ……イイっ……」 中瀬の身体が、ブルッとおおきく痙攣した。 「あぁっ……あ……」 「ぐっ……あつっ……」 阿部の口の中で、達してしまったらしい。 口の端から、白濁とした粘液が溢れてくる。 「あぁっ……う……」 最後まで絞り出すように。 喉奥にペニスの先端を擦りつけてから。 中瀬が柔らかくなったペニスを、阿部の口から出した。 「ぐぅっ……うぐ……」 口の中の精液を、吐き出そうとしている。 「飲めよ」 面白くて、口を塞いでみた。 「ぐっ……うぐっ……」 目を白黒させて、こちらを見つめてくる。 涙がどんどんでてきているのが楽しい。 「う……」 喉が動いて、嚥下したのを確認してから、手を放した。 「どうだ? 美味かっただろう、精液」 「あぁ……」 苦しそうに、息を吐いている。 「ほら、こっちもイイだろう」 腰をグッと掴んで。 後孔のペニスで突き上げた。 「中が締めつけてくるぜ」 「あ……ひ……やめ……いたいっ……」 苦痛にゆがむ顔をのぞき込みながら、腰を動かす。 「ひっ……あぁ……」 腰をがっちりと押さえているせいで、逃げることが出来ない。 ペニスを出し入れするたびに、グチャグチャと濡れた音が響く。 中の粘膜が絡みついてきているのが気持ちいい。 奥まで突き上げると、身体がビクビクッと痙攣して、ペニスを締めつけてくる。 「いいよ……いい……」 「うっ……いた……あ……」 中瀬が、俺と阿部の様子をみて、再びペニスを硬くしている。 「あ……すご……」 阿部の顔を跨ぐようにして、中瀬が自分でペニスを弄りはじめた。 「あぁ……」 中のしめつけが、どんどんときつくなっていく。 「あぁ……」 最奥まで突き上げて。 腸壁に、先端を擦りつける。 「うっ……」 「あぁっ……ひ……」 頭の中が、白く点滅した。 同時に、言いようのない開放感に、身体が包まれる。 「うぅっ……」 中に、思い切りだしてしまった。 締め付けがきつくて。 なかなかよかった。 中瀬の勃血上がっているペニスを、手のひらと指で、こすってやった。 「あぁっ……」 声をだして、阿部の顔の上に精液を放出ざせる。 もう、阿部のスーツも、顔も、全身が精液まみれになっている。 「アタリ、だったね…」 中瀬がポツリと呟いた。 「そうだな……」 アタリだ。 まだまだ、「使えそう」だ。 ズボンのポケットからiPhoneを取りだした。 「っ……う……」 精液にまみれて、呆然としている阿部を、小さな画面の中におさめる。 「次は、中瀬が入れるか?」 中瀬と、身体の位置を交換した。 何度イッテも、まだまだいけそうな気がする。 夜は、まだまだ終わらない。 俺は、中瀬と目を合わせて。 にんまりと、微笑んだ。 |
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2011 09 04 なんか中途半端ですよね。ごめんなさい。 小説も、すごくノリノリで書けるときと、そうでない時がありますね。 最近は、よくスカトロを書いているので、今回はそうでないものを書きたいなぁと思い、書きました。 3Pネタって、書きづらいです〜。本当に、エロさがとっても中途半端でごめんなさい。 |
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