放課後2
 チヤイムの音が遠くで聞こえる。
 晶はなかなか授業を終えない英語教諭の顔を睨み付けた。
 体の中からどうしようもない熱がせりあがってくる。
 50分でも充分すぎる程限界なのに,この上,延長されてはたまらない。
 にぎりしめている手は,とうに血の気を失って,ツメの先が真っ白になってしま
っている。
 晶は震えのとまらない手でノートを閉じた。
 ひざがガタガタといって止まらない。
 体の中に入れられた異物が,神経を麻痺させるかのように,ズルズルと内部で蠢
いて,粘膜をこすりあげている。
 本当に,嵐の指が突っ込まれているような感覚だ。
 嵐が,強引に指を突っ込んで,固い襞を強引に押し広げて,粘膜を荒々しく撫で
回す時の感じに似すぎている。
「じゃあ,今日はここまで。延長して悪かったな。来週は仮定法のテストだからき
ちんと勉強しとけよ」
 英語教諭が出ていったとたん,教室はザワめきだす。
 晶はあわてて立ち上がった。
 震えの止まらない両手を机の上について立ち上がるが,足にうまく力がはいらな
い。 
 そのまま崩れ落ちてしまいそうだ。
 なんとか力を入れようとすると,内部でうごめいている機具をよりしめつけてし
まう。
 ジュン・・という音が響いてきそうだ。
「うっ・・・」
 呻いて,机の角に手をついた。
 内部がぎゅうっと機具をなぞるように締め付けたのがわかる。
 首筋までもが紅潮して,真っ赤になる。
 後輩の嵐に,いいように扱われて,挙げ句にこんな器具を埋め込まされたまま授
業をうけさせられる。
「おい,秋葉。大丈夫かよ?」
 覗き込んで来たクラスメイトに晶はビクリッと体を震わせた。
 自分が,あんなものを,くわえこんでいるのがバレているような気がする。
 今も機具に粘膜をグリグリと擦られて,しっかりと立てないのが見透かされ
ているんじゃないか・・と思う。
「大丈夫だ・・」
 熱を帯びたような,舌足らずな口調。
 本当に気付かれてしまう。
「風邪かぁー?気ぃつけろよ」
「おいー,秋葉。後輩が呼んでるぜ」
 ドアの所に立っている同級生の呼ぶ声にひるんだ隙に,再びギュウッと機具をし
めつけてしまった。
 なんとか,とにかく,アイツの所まで行かないと・・と晶は体を叱咤した。
 扉までのほんの5mばかりがとてつもなく長くかんじる。
 一歩一歩,歩く度に,ズクズクと内部がえぐるようにこすられる。
「っつ・・・」
 晶は何とか,辿り着いたドアにもたれかかった。
 中からの刺激で,前も,ズボンの中で硬くはりつめている。
 学ランを着ていなければ,とてもじゃないが席を立てない程だ。
 晶はドアの向こうにいる嵐を,潤んだ目で見上げた。
「お昼,御一緒しましょう,先輩」
 生徒会の後輩,嵐 嶺二だ。
 端正な顔なのに,とんでもない鬼畜野郎だ。
 グイッと手をひかれる。
 晶は下唇をグッと噛んで,内部からの刺激を我慢しながら,嵐の後について歩い
た。

 昼休みはいつも,嵐と生徒会室で食べている。とはいっても,まともに食べれる
日の方が少ない。
 いつも,体中を嵐にいじられてるだけで昼休みは終わってしまう。
 鍵がかかるから・・と生徒会室を希望したのは晶の方だ。いつ人が入ってくるか
もしれない技術室に連れ込まれた時は,本当に血の気がひいた。
 
 晶はドアを閉め,鍵をかけた嵐から逃げるように部屋の隅へ逃げ,うずくまった。
  本能的に,嵐が怖い。
「先輩,そんなところにいちゃ中のモノ,取れないですよ」
 ニヤッと笑う嵐が近付いてくる。
 グイッと足引かれて,背中に激痛がはしった。
 足首を掴んで,部屋のまん中までひきずられる。
 その衝撃に,中に入っていたものがググッと下まで下がって来た。
「あうっ・・」
 床に打ち付けられた背中と頭が痛い。
 ニヤニヤと笑っている嵐に,背筋がゾっとする。
 腕をつかまれ,生徒会室の中央のローテーブルの上に引きずりあげられた。
「なっ・・何すんだよっ!!」
 ローテーブルを抱えるようにうつむけにさせられる。
「朝からずっと入れっぱなしだつたから,苦しかっただろう。
 それとも,気持ちよくてどうにかなりそうだった?」
 嵐がニヤニヤと顔を覗き込んで来た。
 卑猥な言葉に,背筋がゾクっとなる。
「はっ・・はやく取れよっ」
「取ってあげますよ。ホラ,先輩,早くズボン脱いで下さいよ」
 晶はギョっと体を震わせた。
 体をひねって嵐を見る。
「じゃないと,ずっとここに入ったままですよ」
「ヒッ!!」
 ズボンの上から,グリグリとアナルに指を突き立てられた。
 ズズッと粘膜を押し上げて,奥に入ってくる。
 目にじんわりと涙が浮かんで来た。
 前が,後ろからの刺激にフルっと震える。ズボンと下着の中で,窮屈で苦しい。
 昼間っから,生徒会室で後輩にこんな目に合わされている自分が嫌になる。
 自分の手で脱がさせられるのが一番嫌いだ。
 何よりも羞恥を煽るし,自分からすがっているような錯角におちいるから・・。
 震えそうになる手を叱咤しながら,なんとか,ズボンを脱ぎ捨てた。
 朝,嵐が装着させた,黒いTバック型のストッパー変わりの下着があらわになる。
「うう・・早く・・抜けよ・・」
 嵐の手の合図に従って,再びローテーブルの上にうつむせた。
 ローテーブルを抱きかかえるような形になるから,ちょうど,四つん這いで尻を突
き出したような形になる。
「あっ・・あらしっ・・っ」
 傍らに立って,見ているだけの嵐に焦れる。
 朝からずつとローターを入れられっ放しのアナルは,ジュクジュクと腸液でうるお
つている。
 このままだと,溶けてローターも一緒になってしまいそうだ・・・。
「嵐っ!!はやくっ!!」
 晶の声に,嵐はやっと,ローテーブルのちょうど晶の尻に向かう形のソファーに腰
かけた。
「すごいですね。そんななによかったんですか?」
 嵐はククッと喉で笑って,晶の尻を自分の足の間に抱え上げた。
 ローテーブルから中途半端に尻だけが浮いたような形になる。
「やっ・・・」
 あんまりなポーズに羞恥が沸き起こる。
 ストッパー替わりの下着が,グイッと下ろされた。
 直接,すぐそばで,嵐に局部を見られている。
「なんか,コードだけ出てるのがイヤらしいですよね」
 嵐はククッと笑った。
「はやくっ,取れよっ」
 クイクイとコードを引かれると,内壁が捲りあがってしまいそうな気がする。
 コードを動かす度,ぐちゅぐちゅと淫媚な音が聞こえる。
「ひっ・・」
 嵐は殊更ゆっくりとコードを引っ張った。
 ズルズルと,ローターが引きずり出される。
 ローターが通ると,内壁がジュンッとうねるのが分かる。
「先輩,どうですか?もうすぐ出ますよ」
「やあっ!!」
 不意に嵐が手を止めた。
 ローターの一番太い部分が穴の入り口で止まっている。
 大した太さもないが,敏感な入り口の粘膜をひきずり出した場所で止められてはた
まらない。
 止められたローターを味わうかのように,内壁がうねっている。
「あらしっ・・・」
 晶の悲愴な声に,やっとローターが取り除かれた。
「先輩,そんなしんどかった?」
 やっと,体の中から異物が抜けて,安堵で崩れ落ちかける身体を腕で支えられる。
 やはり,尻を高く,嵐の目の前に固定された姿勢からは逃れられない。
「はぁっ・っ・」
 それでも,晶はローテーブルに顔を擦り付けて,肩で息をした。
 やっと,圧迫感から解放されたのだ。
「先輩のココ,すごいびっちり濡れてますね」
 クスクスと,嵐の笑う声が聞こえた。
 さっきの刺激で,前がいつイッてもおかしくないくらいに昂っている。
 先走りの液がじゅくじゅくと溢れ出している。
「ひっ!!」
「すごい,やわらかくなってますね。
 いきなり3本でも大丈夫なんですね。
 これなら,すぐにでも突っ込めそうですよね」
 嵐の指が,突然突き立てられる。
 ズチュズチュと粘膜を縦横無尽に擦りあげられる。
 ただでさえ敏感になっていたそこが,嵐の指をさらにくわえこもうとしているのが
わかる。
「あっ・・あっ・・」
「ちょっと前までは,指一本でも痛そうだったのに,すごいですね。
 もう,こんなにおいしそうにくわえこんでる」
 嵐が笑いながら,晶の一番イイところを突いてくる。
 もう,すっかり嵐になじまされた身体だ。
 射精感がつのる。
「先輩のココって,生き物みたいですよ。ヒクヒク,美味しそうにしめつけて」
「やぁっ・・」
 嵐の指がずるりと抜かれた。
 さんざんイジられていたアナルがヒクつく。
「あっ・・嵐っ・・前もっ」
 晶はローテーブルの端を握りしめて,嵐を振り返った。
 張り詰めた前は,すでに先走りの液でグチヤグチャだ。
 自慰は絶対にダメと嵐に言い聞かされている。
 この前,それのせいで輪ゴムで縛られたまま,催淫効果のあるジェルを塗ったくっ
たバイブを突っ込まれて,1時間放置された。
 いまさら,嵐の言うことを一つきくも2つきくも,同じだ。
「本当だ。苦しそうですね」
 嵐は晶の前を軽く掴んだ。
「あぁっ・・」
 その手に自分から,擦り付けてしまう。
「ダメですよ。先輩。俺と一緒にいきましょうよ」
 嵐はニッコリと笑って,手をどけた。
「あぁ・・」
 落胆のため息がでる。

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