放課後2
「さっ,先輩。しっかりして下さいよ」
 嵐に,腰を抱えなおされた。
 カチャカチャと,嵐のベルトを外す音がきこえる。
 意志とは関係なしに,身体が勝手に期待に震える。
 自然と,アナルもジュン・とヒクつく。
 ズッ・・と入り口におし当てられた。
「ひっ・・」
 ズルズルと,ローターなんかとは比べ物にならない容量のものが突き進んでく
る。ならされていたとはいえ,限界までこじ開けられる。
  襞が,まつたく皺が無くなってしまうんではないかと思う程いっぱいだ。
「はぁっ・・っ」
 息をはいても,圧迫感はおさまらない。
 指なんかとは比べ物にならない程奥まで侵入されているようだ。
 グチュグチュと音をたてながら,晶のアナルが捲りあげられていく。
「やぁぁっ・・・」
 その刺激に,前が暴発しそうだ。
「あっと・・・」
 嵐がぎゅうっ晶の前を握った。
「ヒッ・・・」
 突然の激痛に目眩がする。
「あっ・・あっ・・」
 こらえきれない快感に,自然と腰を揺すりたててしまうと,溢れ出た液体が太
ももを伝った。
 どうか,なってしまいそうだ。
 嵐が,激しく動き始めた。
 打ち付けるみたいに,奥まで突かれる。
 腰だけ浮いたような形だから,不安定さが恐くて,晶はテーブルのはしを握り
しめた。
 それでも,グチュグチュという淫媚な音に,耳からも犯される。
「先輩,すごいですね。奥が蠕動してる。奥の方が,もっともっとって言ってる
みたいだ」
「やぁぁっ・・」
 嵐の言葉に,背筋にぞくぞくっと電流がはしった。
「あぁぁっ!!」
 太ももが痙攣して,身体が震える。
 ぎゅうっと嵐をしめつけるように,伸縮した。
 イッた時と同じ反応だ。
 嵐の手に塞き止められていなければ,射精していたに違いない。
 そのせいで,身体の中を放出されなかった快感が逆流する。
「あぁぁっ・・苦しいっ・・」
 太ももがビクビクと痙攣する。嵐に突き上げられる度に,快感のせいで,目の
前が真っ白になる。
「先輩,キモチいい?」
 グイっと髪を後ろから掴まれた。
「ヒッ」
 頭を上げられて,牡鹿取りの格好で後ろから突かれる。
 あんまりに不安定で恐い。
 このまま,髪の毛を放されたら,前に倒れこんでしまう。
「すごい格好ですよ。こんなんでも,感じるんだ・・」
「やぁぁっ・・」
 必死で喘ぐが,嵐はお構い無しに突いてくる。
 戒められた前も,もう限界をとうに超えていて,突かれる度にビクビクと震え
て止まらない。
 不意に,嵐が入っているアナルに何かおし当てられた。
「やっ・・・」
「これも入れたら,凄いことになるかな?」
 メリメリと,さっきまでずっと入れらいていたローターが押し込まれる。
 嵐のだけでも苦しいのに,圧迫感が更にましていく。
「あうっ・・」
 嵐に押されて,どんどんと奥に押し込まれる。
 腸を突き破ってしまいそうな勢いに,冷や汗があふれる。
 恐い・・。
「むっ・・ぐぅぅっ・・」
 嵐がローターのスイッチを入れた。
 髪の毛を掴まれていなければ,間違いなく前に倒れていた。
 内壁をさらに奥まで,擦り上げられる。
 どうしたらいいのか分からない。
「せんぱいっ・・」
 嵐が抽挿するペースが早くなる。
 ローターの動きと,内壁を擦り上げられる,両方の感覚におかしくなりそうだ。
 ヒクヒクと身体中が震える。
「っつ・・・」
 うめき声を洩らして,内壁に嵐の迸りが叩き付けられた。
 同時に,解放された晶も放出していた。

 ぐったりとした晶をゆっくりと床の上に寝かせた。
 まだ,後部にはローターを入れたままだ。
 快感の波が去ったせいで,ぼんやりとしているが,身体がピクリビクリと波打
っている。
「先輩,大丈夫ですか?」
 嵐の手が,晶の前髪をかきあげる。
「うん・・・」
 ボーっとした視線で,のっそりと晶は上半身を起き上がらせた。
「あっ・・・」
 ビクッとなって嵐の学ランに顔をすり寄せる。
「取ってあげないとね・・」
 嵐は向かい合ったまま,晶の後方に指を忍ばせた。
「やっ・・・」
 晶が肩口に顔を擦り付けてくる。
 ズルリと指をいれると,グチュリと音が響いた。
「やぁっ・・恥ずかし・・」
 ドロッと嵐の出した液体が溢れてくる。そのおぞましいような感覚に,晶の身
体がびくびくと震える。
 異物を挿入されるのともまた違う,我慢できないような感覚だ。
 嵐が,ローターを掴むために指を二本入れると,さっきとは比べ物にならない
程の量の精液が流れ出した。
「ひっ・・」
 嵐が一気に引き抜いた。
 ベトベトのローターを晶の眼前にかざす。
「ホラ,さっきまで入ってたのだよ。気持ちよかった?」
 嵐の問いに,顔を真っ赤にして逸らすと,顎を掴んで前をむかされた。
「舐めて」
 強引に口をこじ開けられる。
「やっ・・」
 嵐の精液でヌメったみたいに光ってるソレをねじこまれる。
 嫌悪感に吐き気が込み上げる。
「先輩,今日は金曜日だから,今晩は俺の家泊れますよね」
 嵐の言葉に,ギクリッと身体が震えた。
 ブルブルと首を振っても,嵐はニヤニヤとしているだけだ。
「写真,俺が持ってるんですよ」
 最後通告のように,いつものセリフが飛び出す。
 晶はがっくりとうなだれた。
「じゃあ・・約束」
 そういって,嵐は再び,晶の秘所になにか押し当てた。
「うっ・・」
 小さな,球状のものが入れられる。
 まだ敏感な粘膜には,それだけでも充分な刺激だ。口に入れられたローターの
刺激と相成って,再び前が昂ってくる。
「大丈夫ですよ。ボール状の催淫剤です。我慢できなくなったら,早退して,俺
の部屋で待ってて下さい」
 嵐がニヤニヤと笑いながら,晶の口からローターを取り出した。
 口寂しいような気分になる。
 でも,それよりも・・
「そんなっ・・そんなの入れられたら・・」
 小さなものだけど,存在感は確かにある。ゴロゴロと動いて,それだけでも妖
しい気持ちになりそうだ。
「さっ,ズボンはいて下さい」
 脱ぎ捨てられたズボンをわたされ,はかされた。
「嵐,こんなの取ってくれよ」
 はやくも,粘膜がどうしようもないくらいに熱をもってきているのが分かる。
 球が出ないように力を入れると,更にしめつけて,存在をリアルに感じてしま
う。
 力が入らない指先で,嵐のシャツを掴んだ。
「先輩も,グズってないで,早く教室に帰らないと」
 あっさりと指を振り払われる。
「俺の部屋で待ってて下さいね」
 生徒会室のドアわ開けて,嵐が出ていってしまった。

 無断早退は後で呼び出し確定だ。
 それでも,とてもじゃないが,教室に帰れそうもない。
 早くも溶けはじめた催淫効果のせいで,息づかいもあらく,瞳も潤んでいる。
 晶はテーブルに手をついて立ち上がった。
 
 こんなままじゃ,身体が壊れてしまう・・と思うけれど何の打開策も思いつか
ない。これに馴らされて,嵐がいなくてはダメになったらどうしよう・・と,そ
れが一番怖い。

 でも,今は従うしかおもいつかない。

 ため息をついて,ゆっくりと生徒会室のドアをあけた。
 
 
 
 

「放課後2」 2000 5 30UP
 

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