「や・・やめてくれ・・・」
 詠の言葉などお構い無しに、テツもまた強引に動いて、詠
の中に勝手に果てた。
「ホラ、リュウもやれば?」
「っつ・・・」
 傍観者であるリュウむけて、詠のからだをソファーから突
き落とされた。
 力が入らない。落とされた姿勢のまま、呆然としていた。
「俺はいいよ。それより、徹、色々とやりたいって言ってた
だろ。
 ちゃんと持って来てやったぜ」
 リュウは部屋の隅に置いてあった紙袋を顎でしゃくった。
「おっ、あんがと。リュウ」
 徹は喜々として、紙袋に向った。
 徹とテツが傍から離れて、ホッとしたのも束の間。
「ヒッ・・」
 リュウが近付いてきた。
 グイッと足を掴んで、左右に割られる。
「あーあ、切れちまってるじゃん」
「うっ・・・」
 つぶやきながら、ズッと指を突き入れた。
 グチュと言う音がして、簡単に含まれる。
「すっげ、ドロドロ。血とまじってるし」
 嘲るような言葉にからだが震える。
「やっ・・言うなっ・・・」
 入れた指で、内壁をぐるりと探った。
 注入されたものがどろりと溢れる。
「あうっ・・・」
 指が、明らかに意図をもって、動きはじめる。
 撫で回して、詠の反応が変わったところを執拗に撫でられ
る。
「うっ・・あうっ・・・」
 ムクムクと頭を持ち上げはじめる快感が脊髄をはしる。な
んとかして、快感に
ながされないようにしないと・・・。
「ホラ、ここだろ。もうこんなになってる。
 これじゃあ言い訳できないよなぁ」
 リュウは詠のソレを指の腹でグイッと押した。
「ヒッ・・」
 ビクビクと快感に震える。
 前立腺をいじられる、直接的な刺激に今にも達してしまい
そうな程、詠のソレは
成長している。
「やっ・・、やめてくれっ・・」
 必死で足をじたばたさせる。
 これ以上いじられて、達してしまうのなんて、何としても
避けたい。
「やめてやるよ」
 リュウはクスクスと笑って、詠の体内から指を抜いた。
 ああ・・・と安堵の息を吐く。
 リュウから顔を背けようとすると、後頭部の髪を鷲掴みに
された。
「ホラ、舐めろよ」
 さっきまで体内に含まれいてた指を目の前につきつけられ
る。
 詠はサァーと顔の血が引いていくのがわかった。
 血と精液にまみれた指。
「なっ・・何考えてっ・・」
「抵抗する気かよ。後でどうなってもいいのか」
 リュウがニヤニヤと笑いながら指をつきつける。
 詠はギリギリとリュウわ睨み付けた。
 このリュウという男は、サディスティックな雰囲気わまと
っている。
 人のプライドをずたずたにすることに快感を得る種だ。
「ホラ、はやく舐めろ」
 ズイッとつきつけられて、詠は仕方なしに口をひらいた。
 オスと血のにおいのする指を舐める。
 むせそうなものを必死でなめとる。
「うっ・・・」
 局部に緊張感が走った。
「おい、まだ舐め終わってないぜ」
 呻いた口に再び指が差し込まれる。
 全て嚥下して、口を外そうとすると、さらに指を突き入れ
られた。
「グッ・・」
 喉をついてから、指はでていく。
 やっと口を解放されて、詠は視線を動かした。
「っ、オイッ・・!!」
 緊張感に、局部を見て凍り付いた。
 ソレの根元に輪ゴムがぎっちりとハマっている。
「大丈夫だぜ腐ったりしないから」
 ニヤニヤと笑っているリュウが見える。
「おい、徹。どれつかうんだよ」
 リュウの声に、徹とテツが紙袋をもってやって来た。
「リュウは?お勧めないのかよ」
 リュウはヒョイと紙袋を掴むと、中から奇妙な入れ物をと
りだした。
「じゃあコレでいいか?」
 徹は頷いて、詠の身体を転がした。
 両足を持ち上げて、でんぐり返りの途中のような形にす
る。
 局部を上にさらした形。
「っつ・・なにすんだっ!!」
 詠は羞恥のあまり、足をジタバタさせた。
 テツと徹が二人がかりで、詠の手縛り直した。
 右手と右足、左手と左足をそれぞれ結び付ける。
「っつ・・・」
 どうしたって、局部をさらした形だ。
 詠は顔を背けた。
「先生、ちやんと、何されるか見といたほうがいいと思う
ぜ」
 徹の声と同時に、強引に顎わつかんで、上向かせられる。
「うわっ・・・」
 何を見たって、今程は後悔しないだろう・・・。

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