昔の話 2ページ目 |
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「う……」 ズルリとペニスが、ようやく唇から引きはがされた。 でも、同時に、頭を引き上げていた手が離れたので、枯葉の上に、上半身が倒れ込んでしまった。 ケツだけを高く掲げて、肩を地面につけて這っている。 そんな姿を想像するだけで、恐ろしくて、恥ずかしくて。 でも、浮かんでしまったイメージを、頭から払拭するコトができなかった。 あぁ、こんな姿を、清吾にも、見られて居るんだろうか。 そう考えると、ゾッとする。 「あぁ、全部入った。うわ、グチョグチョだぜ。ケツの穴」 「マジで。グロいな…水色になってる。」 男達のあざ笑う声が聞こえてくる。 下半身をのぞき込まれて居るんだ…。 誰かの指が、中のジェルを掻き回すように差し入れられてきた。 指が後孔の入り口を押し広げて。中の粘膜まで見ている。 ケツの穴の奥まで、さらけ出している。 そう考えると、たまらなく恥ずかしくて。逃げ出したくてしょうがない。 「う……う……」 逃げ出したい…逃げ出したい…とばかり、心で呟いていたけれど。 一瞬、ズクンッと後孔がしびれた。 「あ……な……なに…」 後孔の奥が、しびれたように、ヒリヒリとしてくる。 ジェルを、奥まで塗りたくっている指を、後孔が、勝手に締め上げてしまう。 「あ……ひ……」 奥から、しびれが、どんどんと広がっていく。 「へ……変……」 なんだか、おかしい。腸の奥が、ヒリヒリと燃えているみたいで。 「おい、なんか、おかしいよな…」 「ホントだ。コイツ、チンチン勃ててるぜ」 声で、ようやく、自分の性器が勃起しているんだ、というコトがわかった。 でも、それだけじゃない。 ジェルが塗られた後孔が、ウズウズとしびれてきていて。 「あ……あぁ……熱い……奥が…熱いっ……」 唇から、ヨダレがしたたり落ちた。 全身が、敏感になっている。 枯葉に触れる頬の部分も。 ジンジンとしびれていて、たまらない。 「あ……あ……あぁ……」 腰が勝手に揺れて、勃起しているペニスを、枯葉に擦りつけた。 でも、それだけじゃ、全然刺激が足りない。 もっと、思い切り掻きむしりたい。 身体の内側から、滅茶苦茶に掻き回したい。 「そういう効果もある、ジェルだったんじゃねーの? コイツ、めっちゃ発情して、犬みてぇ」 「腰振ってるぜ。誰か、チンチン突っ込んでやれよ」 「こんなオカマ野郎としたら、オカマがうつったりして」 ゲラゲラと笑う声が聞こえる。 でも、腸の奥が、もどかしくて、疼いている感触は、どんどんと大きくなっていく。 最初は、ほんのかすかな違和感だったのに。 今は、もう、頭の中が、腸壁のしびれのコトで一杯で。 「た……助けて……」 どうにかして欲しい。 このままでは、頭がおかしくなってしまいそう。 苦しくて苦しくて、息をするのも辛い。 息をするたびに、後孔がパクパクと口を開けて、中からジェルをあふれ出している気がする。 「どうする、ほら、お前、突っ込んでやれよ」 「えー……。 オイ、お前、俺にチンチン突っ込んで欲しいか?」 「ひぃ……あ……」 後ろ手に縛られている手が、もどかしい。 縛られていなかったら、自分で後孔を掻きむしってしまっていただろう。 「突っ込んで欲しいんだったら、きちんと、お願いしろよ。 「オチンチンを、ケツの穴に突っ込んでください」って」 ギャハハハと下品な笑い声が公園に響く。 「いいな、それ。色々言わせて、動画に撮っておこうぜ」 「う……あ……」 チンチンを入れられたいのかどうか分からない。 ただ、現状から逃げ出したい。 熱くて、下腹部の奥が、たまらなく、ウズウズしている。 腹を引き裂いて、掻きむしりたいくらいに。 「う……お…オチンチン……を。ケツの穴に…突っ込んで…ください…」 尻の奥がもどかしくて、もう、我慢できない。 「ひ……あぁ……」 「うわ、すげぇ腰振ってる」 だから、男のペニスの先端が、後孔の入り口に触れると同時に。 自分で腰を動かして、男のペニスを、奥へ奥へと取り込もうと、してしまった。 「あぁ……あぁぁ……はいる……入ってくる……」 実際、ペニスが奥に入ってくると、その熱さに。 一瞬、もどかしさや、ジンジンとしたしびれは無くなっていく。 でも、また、すぐに。 今度は、ペニスを動かさないと。 ジェルで濡れた部分を突いて貰わなくては。 痒くて痺れて。たまらなくなってくる。 「う……うぅ……」 「すげぇ腰振って。そんなにも、気持ちいいのかよ?」 「あぁ……だ……だって……」 奥が、痒くてたまらないから…。 それに、小刻みに、ペニスから精液が放出されて、イきつづけているような感じで。 自分で、身体を止められない。 耐えず、絶頂の波が、押し寄せてきている。 「いいな。見ているだけでも、俺も、チンチン勃ってきた」 「ひ……」 また、髪の毛がつかまれて、頬に男性器が擦り当てられる。 ただ、さっきと違うのは、勃起していて、先端からは、先走りの液がにじみ出ていること。 そのせいで、イカ臭いような匂いが、ツンと鼻につく。 「くわえさせてくださいって、お願いしてみろよ。チンチンを舐めさせてくださいって」 ゲラゲラと笑いながら、瞼や鼻、頬にペニスが擦れる。 後孔の快感のせいで、頭が、ショートしてしまっている。 嫌なのか、嫌じゃないのか。恥ずかしいのか、恥ずかしくないのか。 よく分からない。 ただ、後孔をペニスで突き上げられると、その度に、頭の中がまっ白になって。 何も考えがまとめられない。 チンチンを舐める…と想像しただけで。 口の中に、あの、生臭い異物が入ってきて、口腔内を掻き回す、と想像しただけで。 ペニスの先端から、精液が、枯葉の上に、ぼとぼとと溢れた。 唾液も、唇の端から溢れ出してくる。 「あ……な…舐めさせてください……チンチン……」 「じゃあ、ほら。舐めてもいいぜ。チンチン大好きだろう」 「あぁ……好き……大好き……」 意識が、朦朧としていく。 自分が、何を言っているのかも、よく分からない。 ただ、男達に従わないと。 何をされるか分からない。 今、ペニスを後孔から引き抜かれたりしてしまっては。 もどかしくて、気が触れてしまいそうだ。 「あぐっ……ぐぅ……」 舌を突きだして、必死で、男のペニスを舐めた。 先端からひっきりなしに出てくる苦い粘液も。 口腔内に擦りつけるように、舌を動かす。 「あ……ひ……」 舐めていると、後孔の動きが、どんどんと速くなっていった。 「ひ……あぁ……」 「う……い……イク」 中学生だから。我慢や、長続きさせるコツなんて、みんな知らない。 ただ、後孔を突き上げて、快感に任せて、腸壁に精液を打ち付ける。 「あ……あぁ……もっと……」 でも、それだけでは、まだ、後孔のうずきが、収まりそうにない。 まだまだ、もっと擦って、奥を突いて欲しい。 「じゃあ、次は俺が…」 「あ……あぁ……」 すぐに、別のペニスが、後孔に侵入してくる。 唇で吸っていたペニスも、ブルブルッと震える。 先端のくびれを、舌で舐めすすると。 「あぁ……」 「う……」 顔に、生暖かい精液が、ピシャリと打ち付けられた。 ドロリとした液体が、目にしみる。 「すげぇ、精液まみれじゃん」 「いっぱい、チンチンあちこちに突っ込んで貰って、嬉しいか?」 「ひ……」 地面に擦れていた髪の毛を、つかんで引き上げられた。 男達の顔が、悪魔みたいに見える。 みんな、ニヤニヤとした笑みを顔に貼り付かせていて。 従わないと、また、蹴られたり、何をされるか分からない。 「は……はい……嬉しい…です……。チンチンがいっぱい…」 「何、コイツ。壊れてんじゃねーの」 みんな、おかしくてしょうがないように、ゲラゲラと笑い合っている。 男が、ポケットから、鏡を取りだして、近づいてきた。 「え……あ……」 「俺も、参加していいだろ。二本差ししてやろうぜ」 「ひ……」 上半身を起こされて、膝立ちにさせられた。 前後を、男に挟まれる。 「あ……あぁ……」 鏡の表面に、後孔が詳しく映っているのが見える。 後孔の襞が赤く充血して、ペニスを飲み込んでいる。 そのペニスと襞の隙間に。 鏡を持っている男のペニスが、すり寄せられていっている。 大量のジェルで、グチョグチョに濡れそぼっているけれど。 やはり、なかなか襞を押し広げることが出来ない。 「う……つっ……」 でも、一瞬、息を吐いた瞬間。 後孔の襞が緩むのを待って。 グチュリと、2本目のペニスが、後孔に入っていった。 「ひ……あ……入って……る…」 「あぁ、見えるだろ。俺のチンチンも入ってる所。エグいな…血が出てる」 小さな液晶の中では、後孔が裂けて、鮮血がにじみ出してきている。 今までよりも、ズシリと圧迫感が増した。 腸いっぱいにペニスが入ってきていて。 口にも、ペニスが入ってきている。 自分で、自分を制御できない。 後孔は、蠢くようにして、ペニスを、ただ締めつけることしか出来ないし。 止めたくても、腰が揺れるのを止めることが出来ない。 「ひ……チンチンで……い……いっぱい……あぁ……」 身体をゆっさゆっさと揺さぶられる。 「まるで、精液の便器みたいだよな」 誰かが、ボソリと呟いた。 「マジ便器みてぇ。 便器だったら、小便してやろうか? 」 「ひ……」 口の中に、入っていた性器がビクビクッと震えて、精液が放出された。 ズルリと引き出される。 同時に。別なペニスが、口に侵入してくる。 でも、それは、柔らかくて、勃起していない。 「ほら、小便飲ませてやるよ。嬉しいだろ」 「うぐ……ぐぅぅ……」 口の中の柔らかいペニスの先端から、生暖かい液体が溢れてくる。 「ぐぅぅ……うぐぅ………」 最初は、飲み込めたけれど。 あまりにも大量で。唇の端からも、尿が溢れて出ていく。 シャアアと音をたてて、口の中に、尿が注ぎ込まれていっている。 舌をピリピリと刺激する。アンモニア臭。 嫌なはずなのに…。 辱めをうけている…と思うと、股間のペニスがかってに屹立して、フルフルと震えている。 「ひ……あぁぁ……」 男が小便をすべて出し終えて、ペニスを放したのと同時に、吐き気がこみ上げてきた。 「っと……吐くなよ」 「う……」 顎をつかんで、口を無理矢理閉じられた。 行き場を失った、きつい酸性の胃液が、焼け付くように喉をまた、下っていく。 「あ……あぁ……も…もう……」 勘弁してほしい…。 他人の小便を飲むだなんて。 自分が、そんなことをしただなんて…。 信じられないし、信じたくもない。 「じゃあ、俺のも飲んで貰おうかな」 「俺も……」 唇に、次々とペニスが押し当てられていく。 でも、胃は、もう、精液と尿で、たぷんたぷんで、飲むことが出来ない。 どうしたって、唇の端から溢れて、顎をつたって、詰め襟の制服の中にまで、ながれていく。 「ひ……あ……」 「小便のんで、チンチン勃ててるぜ。マジ、ヘンタイだよな」 「あ……」 誰かが、自分のペニスを足でグリグリと踏んづけた。 スニーカーの裏のゴツゴツとした感触が、敏感な先端に触れると。 尿道口から、勝手に精液がにじみ出ていく。 「いた……いた…い……」 でも、その痛みさえも、頭の中で、快感に変換されていってしまう。 ジェルのせいだろうか。 身体が止められない。 「あぁ……気持ちいい……」 スニーカーの底の感触が、あまりに直接的で。 後孔にぎゅっと力が入ってしまった。 はいっていた2本のペニスを、思い切り締め上げてしまう。チリと、さけていた襞に痛みが走ったけれど。 一気に、2本のペニスが、奥まで突き上げてきた。 「いい……イクッ……」 後孔を犯していた2つのペニスが。同時にブルッと震えた。 腸にも、精液が放出されて。 体液まみれになっている。 枯葉の上で、腕を縛られた四つん這いで。 散々に男達に犯されまくって。下半身は、精液にまみれて。 顔も、小便と白濁とした粘液が頬や瞼についている。 自分の姿を想像したくない。 「じゃあ、次は、俺……」 「あ……あぁ……」 すっかり緩くなってしまっている後孔に。 また、ペニスが、ズルリと入ってきた。 それでも、奥を突かれると、ジンジンと体中に広がる物があって、気持ちいい。 頭の中がまっ白だ。 もう、何を考えても。考えなくても、何も変わらない。 ただ、男達に、身体を揺さぶられて、突き上げられるだけで…。 全員が、律の身体を堪能したのだろうか…。 気づけば、落ち葉の上に、横たわっていた。 笑い声も、話し声もしない。 誰も居ないみたいだ。 「………」 もう、すべてが終わったのかな…。 そう思ったけれど、視界が、グラグラと揺れて。身体が、上下に揺さぶられている。 まだ、誰かに犯されている…というコトが分かった。 それに、両手の縛りもほどかれては居ないようで、ジャマな前髪をはらおうと思っても、手が動かない。 犯されていても、最初の快感も、痛みも、もうない。 ただ、早くコトを終えて欲しい。 どうしたって、こんなコトになってしまったのか…。 こんな風に、好き勝手に、身体を男達に犯されて。 撮影された動画は、どうなるんだろう。 「お前が悪いんだ……」 ふと、自分の上に重なってきている身体から、声が聞こえた。 聞き覚えのある声。 ただ、それが、だれの声か。 頭がうまく回らない。 「お前が、俺のコトを好きだ、なんて言うから……」 男は、腰を揺するのを止めない。 ジンジンとしびれている後孔の粘膜を、ペニスが擦っていっている。 でも、同時に、頬に、男の目から何かがポツンと落ちた。 涙だ、と認識するまでに数秒かかった。 「そんなこと、言ったら駄目だったんだ。 俺とお前は友達で……」 ようやく、清吾だ、ということがわかった。 清吾に、犯されている。 「せ……清吾……」 抱きつきたくて、両手をがむしゃらに引っ張ったけれど。 ビニール紐の戒めは、意外ときつくて、願いはかなわなかった。 「友達じゃなくなったら、何だよ…。 俺は、そんなヘンタイじゃない…」 清吾が、自分に言い聞かせるようにボソリと呟いた。 でも、表情は悲しそうで。 痛みに耐えるような顔で、じっとこちらを見ている。 「律が悪いんだ…」 「せ……清吾……」 清吾に犯されている…という事実に、さっきまで萎えていたペニスが、じわりじわりと硬くなってきてしまう。 「お前が悪いんだ。 友達だったのに、俺たちは……」 うめくように呟いて、清吾が、中ではてた。 腸壁に、ピシャリと打ち付けられるような感触がする。 同時に、自分の身体もビクンと震えた。 もう、精液は出尽くしてしまっていて、ただ、ペニスが震えるだけで、何も出てこない。 身体を離すと、無言で清吾は衣服を整えて、律の後手に縛られていた紐をカッターで切った。 「二度と話しかけてくるなよ。カマ野郎」 ボソと清吾が呟いて、立ち上がった。 俺は、その背中をじっと見ていた。 見えなくなっても、しばらく。呆然と見ていることしか出来なかった。 これが、俺が中学生の時の卒業の思い出だよ。 この後は、清吾と、もう二度と話すことはなかった。 この後は、卒業式があっただけで。どうせ高校は別だったしな…。 今にして思うと、告白なんかしなければよかった…と思っているよ。 でも、当時の経験があるから、今があるのかな…とも思う。 きっと、清吾は、俺よりも、頭はよかったけれど、子供だったんだ。 だから、俺の気持ちを受け止めることが出来なかったんだ。 俺も、そのことが分からなかった。 要は、みんな子供だったってことだな。 懐かしいな。 聞いてくれてありがとうな。 なんだか、懐かしくなってきたよ。 久しぶりに、実家にでも帰ってみようかな。 それじゃあ。 また、な。 |
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2012 02 23 UP 更新が遅れ気味で、すみません 今回は、少しだけ手法をかえて、書いてみたいなぁ…とおもって、書いてみました。 ずっと書いていると、マンネリ気味になってしまいますよね。 たまには、毛色の違うモノも、書いてみたいなぁと思います。 小説を書き続けている人って、どうやって、気分転換みたいなコトをしているんでしょうか…。 私も、できたら、「マンネリ」を脱したいなぁ…とおもいます。 いつも、同じようですみません…。 |
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