少年の風景

苦しすぎて、鼻からも鼻水が出ていた。尿でけがれている黄色い顔に、新しい涙と唾液と鼻水が、筋をつくっている。

それが縦縞や横縞を作って居るみたいで、みていて飽きなかった。

ピリリ、ときつかった後孔が、更に裂けて緩んだ。

血が、より多くしたたり落ちていく。

中を覗いてみても、もう、血で、粘膜はよく見えなかった。

でも、指をギュウギュウと締めつけてくる感触が、心地良い。

 

「はぁ……中が…よく見えるよ」

私の声も、思っていたよりも掠れていた。

興奮しているせいかもしれない。

「赤黒くて、私の指を、どんどんと飲み込もうとしている。

 それに、裂けて、血がでている。痛いかい?

少年は、必死にうなずいていた。

もう、声も出ないらしい。

そのことが、より、私の満足を得た。

痛みに引きつった顔は、水からあげられた魚みたいに、パクパクと口を動かしている。

「うぅ……うぅ」

そのたびに、うめくようなかすかな声が響いている。

私は、手を回して、少年のペニスを掴んだ。

 

萎えて、小さなペニスは、すっぽりと手の中に収まった。

 

まだまだ未成熟なペニスに、ドキンとした。

今まで、職場の学校で、子供達の水泳の着替えの時などに、いくらでも子供のペニスは見たことがある。

ただ、今、手の中に、そのペニスがある、という事は、私をどうしようもないほどに昂揚させた。

「小さくてカワイイおちんちんだね。気持ちよくしてあげよう」

私は、手の中のペニスを根本からゆっくりと力をいれて、絞り上げた。

「な……なに……」

「気持ちいいだろう。こうして、オチンチンを擦ると」

後孔に、片方の手の指を入れたまま、もう片方の手で、性器をしごいた。

少年の身体は、刺激に馴れていないせいか、少ししごくと、すぐにジワリジワリと硬くなってきた。

 

「い……いたい……お……オチンチンが…へん……」

「ヘンじゃなくて、こういうのを気持ちいいっていうんだよ。言ってごらん。「オチンチンが気持ちいい」って」

少年の耳元にささやいた。

「あぅぅぅ………お……オチンチンが……気持ちいい……」

きつく、何度かしごくと、小さな性器が完全に硬くなった。

性器をしごきつつ、後孔の指を動かしてみた。

「あぅっ……いたい……」

前後の、異なる感覚に、身体が着いていかないのか、少年の身体はビクビクと震えた。

それでも、ペニスが完全にはなえなかったので、しごき続けた。

そうしていると、後孔の指を動かしても、ペニスが勃ったままになった。

「あぅぅぅ……へん……へんだよぅ……」

身体の中に渦巻いている感覚に、着いていくことが出来ないのだろう。

混乱しているらしい少年は、便器のふたに頭をこすりつけていた。指を後孔の奥までいれると、擦りつけている頭が、ゴンゴンと音をたてて、便器にぶつけられた。

後孔の痛みを、頭をぶつけることによる痛みで紛らわせようとしているらしかった。

 

「お尻の穴をいじられて、おちんちんを勃てて。はしたないね」

「………だ……だって……」

少年は、「はしたない」という言葉が分からないのか、口ごもった。でも、その口からも、唾液がしたたり落ちていた。

「ここに、私のオチンチンを入れてあげようか。指だけじゃ、満足できないだろう」

「うぅ……そ……そんな……無理……」

子供とはいえ、父親とお風呂に入ったりしたときに、大人の男性の性器を見たことがあるのだろう。

きっと、少年の頭の中には、大きな男性器が浮かんでいるに違いない。

 

少年の顔が、一瞬青くなって、首を横に振った。

 

その反応が、愉しかった。

私は、後孔にいれている指に添うようにして、完全に屹立した自分のペニスを入り口に擦りつけた。

「あぁ……あつ……熱い……」

指を引き抜いて、代わりに、私のペニスを後孔の奥まで、一気に貫いた。

「ひ……ひぃぃぃ……」

ピシッピシッとした感触があって、後孔が裂けるのが分かった。

下半身をみると、さっきまでよりも増えて、何筋もの血が、太腿をながれて行っている。

「あぁーあ……裂けちゃったね。痛いかい?

「うぅぅぅぅ……い……いた……」

少年は言葉にもならないようだった。

手の中の、彼のペニスが、痛みのせいで、完全に萎えている。

私は最奥まで先入れたままで、しばらく、彼のペニスを手の中で弄んだ。

指で根本から先端にむかって、絞るようにしごいたり。先端の尿道口を親指でつついたり。双球ごと揉み込んだり。

「あぁ……うぅ……へん……へんだよう……」

そうしているうちに、ジワリジワリと、再び小さなペニスが勃ち上がってきた。

「気持ちいいだろう。「お尻にオチンチン入れられて、気持ちいいです」って言ってごらん」

耳元にささやくと、彼が振り返り、涙をいっぱいにためた、大きな目と瞳があった。

「うぅ……お……お尻に…チンチンを入れられて……気持ち…いいです……」

言わないと、どうなってしまうのだろう。

そういう不安の方が増していたに違いない。

少年は、目を左右に小刻みに揺らしながら、私の言葉を反芻した。

「いい子だね。じゃあ、もっと、気持ちよくしてあげよう」

「ひ……」

私は、少年のペニスをいじっていた手を離して、両手で細い腰を掴んだ。

少年の背中に、汗が滲んでいるのがシャツの色が変わっていることで、よくわかった。便器に上半身を伏せて預けているせいで、顔が見えないのが残念だったけれど。そのぶん、後孔をじっくりと観察しながら、ペニスを注挿できた。

私がペニスを引き出すと、少年の後孔の粘膜が、ペニスに絡みついてくる。赤い襞が少しだけ露出する様子が見ていて、とてもゾクゾクした。このまま、腸まで引きずり出せそうな気がする。

「あぅぅぅ……」

ペニスの先端のくびれ、ギリギリまで引き出してから、腰を掴んで、一気に奥まで先上げた。

今度は、ペニスを締めつけている襞が痙攣して、ペニスを吸い上げるように刺激する。

もっと奥へ、奥へ、と誘導しているみたいだ。

それに、突き上げる度に、後孔が酒いるような感触も愉快だった。

「今、この少年のケツの穴を犯している」という実感が湧く。

ゆっくりと、観察しながら注挿を繰り返した。

少年の身体はモノみたいに、私の動きにあわせて、痙攣し、小刻みに揺らめいていた。

ただ、時折、「いた……」とか「あぅぅぅ」といううめき声を上げるので、「これが人間だ」と実感が出来た。そう感じると、この身体を支配している、という感覚が芯からこみ上げてくる。

それが、たまらなく快感だった。

「あぁ、気持ちいいよ……君のお尻の穴が…きつく締めつけてきて……」

「うぅぅ……あぁ……」

私は、身体がどんどんと熱くなっていくのを感じた。

同時に、少年の身体を強引に引き寄せては、奥まではげしく突き上げた。

その頻度は、どんどんと増していく。

 

最初、観察していたような余裕が、私もなくなってきた。

 

頭の中にチラチラと光が点滅するような間隔がして。

「あぁ……い……イク……」

身体の奥で弾けるような感触がした。

「あ……あぁ……」

数度、自分の身体が痙攣しているのをかんじた。

ドクン・ドクンと彼の腸内に精液を注ぎ込んでいる。

 

「あぅぅぅ……。あ……あつ……へん……」

髪の毛を掴んで、顔を覗き込むと、気持ち悪そうにゆがめた顔と、目があった。

「あぁ……気持ちよかったよ。君のお尻の穴……」

「うぅぅ……」

ささやき、全てを放出して、すっかり萎えたペニスを、後孔から引き出した。

ペニスに絡みついてくる、近い粘膜と、裂けて出てきている血液とに、私の身体の芯が、ゾクンと震えるのを感じた。

 

少年の身体を離すと、トイレの床に、崩れ落ちるようにして、少年が横たわった。

便器の横で、あまり清潔でない床に横たわって、荒い息を吐いている。

太腿には、幾筋も血が流れていて、「ストライプ模様みたいだ」と思った。

 

「今度は、君を気持ちよくさせてあげるよ」

「え……」

私はささやき、少年の髪の毛を掴んで、便器にもたれ掛けさせるようにして、三角座りにさせた。

 

少年は後ろ手に縛られているから、抵抗することもできない。それどころか、すでに苦痛とはじめての性交の刺激とで、半分くらい意識が飛んでいるらしかった。

 

私は三角座りをした少年の、膝を開いた。

股間の全てが、さらけ出される。

 

身障者用トイレの明るい蛍光灯が、少年の幼いペニスを照らしていた。

血と、私の精液に濡れて、テラテラと光っている。

私は、少年の前に立って、そのペニスを革靴で押しつぶすように踏み付けた。

「うぅ……い……いたい……」

あまり力をこめずに、床に転がすようにして、ゆっくりと踏み付ける。

やわやわとした感触が、靴越しに伝わってきた。

そのまま、やさしく靴でおしつぶしたの、先端をキュッキュッと靴の先っぽで押したりした。

「あぁ……な……なんか……へん……」

明らかに、少年のペニスの形が変わっていった。

硬い靴の、やさしい刺激に、ペニスが屹立していっている。

双球の、靴の側面で押しつぶして刺激した。

 

そのたびに、少年の口から「あぁ……」とか「はぁぁ……」という声が聞こえた。

 

初めての快感にとまどっているのがよく分かる。

大きな目を薄くとじて、涙を溢れさせている。

 

その様が、愉快だった。

 

辱めを受けているはずなのに、快感を感じているのが。

そうして、それが、いかに恥ずかしいことかを自覚していないのが。

 

「あぁ……うぅ……で……でるっ……オシッコが……でちゃう……」

川口でグイグイとおしていると、少年の身体がビクンビクンとおおきく震えた。

 

同時に、小さなペニスの先端から、ドピュッと少しだけ、粘液が漏れた。

「あ……あぁぁぁ……」

それにつづいて、シャアアと音をたてて、尿が溢れた。

「なんだ、お漏らししたのか……。こんな場所で、恥ずかしいね」

精液の放出と、尿の放出する感覚が同じで、止められなかったのだろう。

さっき、放尿したから、量はさほどではなかったが、少年の三角座りで足を開いている間に、黄色い小さな水たまりが出来た。

そうして、私の靴の先端も、少し彼の精液と尿とで穢れた。

 

「あぁーあ……汚れてしまったね。

 舐めて、綺麗にしてごらん」

私は、彼の髪の毛をつかんで、床に這わせるような格好にした。

 

両手首が後ろ手にしばられているせいで、肩と膝で身体をささえて、四つん這いのような姿勢になる。

それが、小動物みたいに見えてた。

「さぁ、舐めて、綺麗にして…」

その姿勢をみていると、ゾクゾクした。

彼は、私の方をチラリと見上げると、目を伏せて、観念したように舌をつきだして、ぺろぺろと私の靴先を舐め始めた。

 

赤い舌が艶めかしく、それが黒い革靴の上を這うと、また、別な生き物が、彼の口から出ているように見えた。

「そうそう。上手だよ。どんな味がする?

少年は舌をひっこめて、こまったような顔をした。

「へん……な味。苦いし……酸っぱいし……」

少年は、自分の少ない語彙の中から、必死に撰んで、伝えようとしているのが分かった。

「そう。綺麗になるまで舐めるんだよ」

「……は……はい……」

少年は、私に恐怖を感じているのがよく分かった。

 

それは、後孔をあんな風に犯されて、痛い思いをされて、抵抗したくても出来なかった。今も、両手を縛られて、全ては私の思いのまま。

 

そう考えると、少年が従順に従うのも分かる。

そうして、それは、私に堪らないような満足感を与えた。

 

今、目の前にあるこの「少年」という物体を好きにできる。もっと色々としてやりたい。

離したくない。

 

私は、自分の中に様々な欲望が突き上げてくるのが、不思議だった。

「美奈」との性交では感じたことがない衝動だった。

「あぁ、綺麗に舐めたね。よしよし…」

私は、この「少年」を持ち帰りたい…。と思った。

 

今、ここで離してしまうのは、あまりにも耐え難い。

自宅に持ち帰って……。

想像すると、めくるめく様な快感が身体の芯から湧いて出てきて、クラクラとしそうだった。

 

ただ、問題はどうやって持ち帰るか…だった。

私は、会社帰りなので、カバンしか持っていない。

 

少年を転がしておいたまま、トイレ内を見回した。

身障者用のトイレなので、広い。その分、棚などもあった。開けてみると、中に、黒いゴミ袋が入っていた。

私は、「これだ」と思った。これならば、少年を持ち帰ることが出来る。ゴミ袋を下げているというのは、すこし違和感があるかも知れないけれど。でも、あとは帰宅するだけだ。

自宅までは、ここから歩いてほんの少し。

 

私は、ゴミ袋を一枚とりだして、広げた。

 

まだ、幼稚園か小学一年生程度の身体の大きさしかない。余裕でゴミ袋の中に収まるだろう。書類か何かを持ち帰っている振りでもすればいい。

「な……なに……」

私がゴミ袋をもって近寄ると、少年が、目を剥いた。

大きくて黒目勝ちで潤んでいる瞳が、また、魅力的だった。

 

私は、「持ち帰る」と決めたら、意外な程に、頭の中がさえて、冷静になってきた。

まずは、トイレットペーパーをカラカラと大量に手に巻いた。

そうして、それを少年の口に詰めた。

「うぐぅぅぅぅ」

これで、少年は声を出すことが出来なくなった。

ゴミ袋が入っていた棚をみると、いろいろな掃除用具に混じって、ナイロンの紐もあった。私は、彼の両手をしばっていたネクタイを外して、ナイロン紐で両手首を縛った。そうして、両足首も縛って、三角座りをさせるようにして、しばっている足首の紐と、両手首を縛っている紐とをくくりつけた。これで、「少年」は三角座りのまま、動けなくなる。

私の淡々とした行動に、少年は瞳を揺らして、呆然としているだけだった。

自分の状況が分かっていないのか。

もしくは、わかっていて、諦めているのか。

私に抵抗することが怖いのか。

 

表情からはうかがい知ることが出来なかったけれど、彼が「モノ」のように大人しくなり、どうしようにも動くことが出来ないようになったのは、好都合だった。

そうして、ゴミ袋を頭からかぶせて、彼が動くことが出来ないように、きつく縛り上げた。

ゴミ袋の中に、脱ぎ捨てられていたズボンに入れておいた。

 

それから、掃除用具からモップを取りだして尿と血で汚れた床を拭いて、モップも身障者用のトイレに付きものの汚物洗いで洗っておいてから、元通りにしまっておいた。

 

そうして見ると、まるで、トイレの中は何事も無かったみたいで、さっきまでの事が夢のように感じた。

 

ただ、トイレの隅におかれた、ゴミ袋だけが、今までの事が真実だ、と物語っている。

 

私は、鏡をみて、ネクタイを結び直し、カバンとゴミ袋を手に取った。

ゴミ袋はかかえると、意外と軽かった。そうして、鏡をみてみると、比較的コンパクトにまとめたゴミ袋を持っている自分、という姿に、違和感が無いように感じた。

 

私は、トイレの鍵をあけて、外に出た。

スーパーの明るい日差しが、目に入って、一瞬、クラッとした。けれども、すぐに姿勢を立て直して、出口の方へと歩いていった。

スーパー内は、いつも通りの喧噪に満ちている。

ゴミ袋を持っている私も、その客達の中の1人にまぎれて、何の違和感もないようだった。

 

「少年」がいなくなったことで騒いでいる人もいなかったし、警備員も、特にいつも通り。フラリフラリとあるいているだけだった。

 

きっと、「少年」の親は、「少年」がいなくなったことにまだ気付いていないのだろう。

 

気付かれる前に、早く帰ろう。

そうして、自宅で、少年を袋から出して……。

その先に想像を巡らせると、ワクワクとしてきた。

 

私は、スーパーを出て、いつもの帰り道を歩いた。普段だったら、翌日の仕事の事を考えたり。その日にあった憂鬱な出来事を思い出したりしている帰り道。

それが、今はたまらなく愉快な気分になった。

 

あたらしい「オモチャ」を手に入れたときの、子供時代にもどったような気分になった。

 

私は、ゴミ袋を抱え治して、自宅までの坂を早足で帰った。

 

 

 

2013 08 28 UP
「ショタがよみたい」というリクエストをいただいたので、書いてみました。どうでしょう??
ご希望にそえられたかどうかが心配なのですが……。私は、個人的には、あまりショタは自分で進んで読む方では
ないのですが…。だから、満足して頂ける物が書けたかどうか、とても心配です……

ちなみに、こちらの作品は、続編も書きました。発表する機会があれば、サイトに掲載しようかな…とも思っている
のですが、この続編で、こちらの攻めが、私の小説の中では、比較的「鬼畜」野郎になっています。

ちょうど鬼畜が書きたかったし、ショタだと相手が子供なので、どんなに鬼畜にもなれるのがいいですね。

あぁ、でも……ショタ……きちんと書けているのか心配です(汗)

読んで下さってありがとうございます。
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