体育倉庫 1ページ目 |
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だから、イヤだったんだ…。 体育委員になるなんて…。 結野は体操服の裾を、ギュッと握りしめた。 今まで、ずっと、真面目に過ごしてきた。 試験でも、学年で1番か2番。最悪でも、10位以内には入っている。 この調子だったら、高校は、トップクラスの学校に入れそう。 このまま、あと1年。受験では、一番大切な3年生を、この調子で過ごせば良かっただけなのに。 学級委員を決める日に、風邪で休んでしまった。 本当だったら、勉強のジャマになるから、委員なんて引き受けたくない。 なのに、勝手に…。体育委員にさせられてしまっていた。 体育委員といえば、体育の授業の後かたづけとか。準備をしなくてはいけない。 だから、けっこう忙しくて…。 「はぁ……」 今も、次の体育の時間にむけて、準備をしなくてはいけない。 だから、早く着替えて、体育館に行かなくてはいけないんだけれど。 「あ……あの…。速見くん…」 体育委員は、基本、2人で行動する。 面倒な体育委員なんて、普通、誰も引き受けない。だから、自動的に、「委員を決めるときに、学級に居なかった生徒」がなってしまうみたいで。 結野のペアは、速見だ。 「そろそろ、体育館に行かないと」 結野は大急ぎで着替えて、速見に、おそるおそる声をかけた。 「あぁ……。いちいちうるせーな…。分かってるよ」 速見が、金色に近いような髪の毛をかき上げて、結野の方をチラと見た。 俗に言う、典型的な不良。なんだと思う。 授業中でも、先生の話を聞かずに、友達と話していることが多いし。 学校も、休み勝ちだ。 でも、体育だけは得意科目みたいで。欠かさずに出てきている。 だから、体育委員の仕事も、2人でする事がおおい。 なんとなく、不良の速見と行動するなんて、違和感があって。本当だったら、自分1人で行動する方がいい位なんだけれど。 いまのところ、速見は一度も体育の授業を欠席したことがない。 「次は体育館だろ…。さっさと行こうぜ」 「あ……うん…」 速見に、促されて、教室を出た。 「………」 いつも思うけれど。 こうして、教室から運動場とか、体育館とか。2人で移動している間が。 何をはなしたらいいのか分からないし。 なんとなく、緊張する。 そもそも、速見と自分の間に、共通の話題があるとも思えない。 結野は早足で、渡り廊下をあるいて、体育館にたどりついた。 ドアを開けて、体育倉庫の方に、駆け寄っていく。 早く、準備をしてしまいたい。 この気まずいような雰囲気から。早く逃れたい。 「つ……次の授業は跳び箱だから…」 速見の方を振り返って、見上げた。 結野にしては、大股で、早足で歩いてきたつもりだけれど。 背が高くて、足が長い速見からしてみたら。普通の足取りで来たみたいで。 自分だけ、息が上がってしまっている。 「あと……その…まずは…マットから、ならべて…」 なんとか、早まる息を止めるように。大きく空気を吸い込んで。 倉庫の奥。マットを丸めて収納している方まで歩いていった。 「ふぅん……」 速見は、たいして興味なさそうに、体育倉庫の中を見回している。 今までは、運動場での授業ばかりだったから。 速見と、2人で、体育倉庫に入ったのは、これが初めて。 結野も、今までは体育委員なんてしていなかったから。数えるほどしか、体育倉庫の中に入ったことは無かったけれど。 速見は、もしかしたら、初めて入るのかも知れない。 「色んなモノがあるんだな…」 ふと、腰をかがめて。傍らにあった、バトミントンのラケットを手にとった。 「そうだね……。ぼ……僕も、あまり入ったことか無いけど…」 「バトミントンの授業なんてあったっけ? 」 速見が、バトミントンの羽根を取りだして、ラケットの上で、トントンと跳ねさせている。 「なかった…と思うけど。バトミントン部の為じゃないかな…」 「そんな部、あんの? 」 「あ……あると思うよ。それより、早くマットを出さないと…」 話題を変えたのが、不満なのか。速見が、キュッと眉を寄せた。 なんとなくも怖い。 自分は、今まで真面目一辺倒できていたから。本当だったら、速見みたいな生徒とは、関わり合いがないはずなのに。 「アンタって、ほんと真面目だよな…。 そんなにも四角四面に暮らしてて、つかれのーね?」 「え……」 不意に、腕を掴まれて、顔をのぞき込まれた。 「アンタみたいな奴、見ていると。なんか……。こっちまで疲れるんだよな…。 気合いが入りすぎていて」 速見の顔が、すぐ傍まで迫ってくる。 そうは言われても。速見と居るから。緊張していて、余計に気合いが入ってしまうのだ。 しょうがない。 のぞき込んでいる顔から、視線をそらそうとすると。 「あ……」 ガンッと足に痛みが走った。 速見の足が、自分の膝下の部分を、思い切り、蹴るようにはらったのだ。 不意打ちだったから。 身体が、ガクリと崩れる。 「だから、アンタの別な顔とか。見てみたくなるんだよな…」 「っつ……あ……」 ドンッと音をたてて、体育倉庫の床に頭を打ち付けてしまった。 「い……いた……」 コンクリの床だから。 頭の中で、脳が揺れたみたいに感じる。 一体、何がおこったのか分からない。 「ホント、女みたいだよな…」 「なっ……」 倒れ込んだ身体に、速見が覆い被さってきた。 「ひ弱だし。ほら、足だって、女みたいに白い」 短パンから伸びた太股を。指がなぞる。 「ひ……」 内ももなんて、人に触られたことがなかったから。 身体がビクンッと震えてしまう。 「や……」 「あぁ、顔が赤くなってる。面白いな」 速見の口角があがって。ニヤリと顔がゆがんだ。 背筋が、ゾッとする。 仰向けで倒れ込んでいる、結野の顔の横に。速見が手をついている。 「ま…真面目に…。準備をしないと…」 なんとか起きあがろうと、肘をついて上半身を起こそうとした。 「いた……」 同時に、前髪が鷲づかみにされた。 「うるさいな。 それより、前から思っていたけど…。 結野って。笑ってる顔より、そうして、緊張している顔の方がいいよな」 「なっ……」 「ほら、授業中とか。当てられたとき、結野、難しそうな顔をするだろ。 あれが、面白いなって。思ってたんだよな」 覆い被さってきている速見の胸を押してみた。 でも、ビクリともしない。 速見が何を言っているのか。頭の中が混乱していて、よく分からない。 ただ、なんだか、怖い。 こうして、速見に組み敷かれていることは、ものすごく、やばい事な気がする。 「まっ……マットを……」 並べないと、と続けようとしたけれど。 鷲づかみにされた頭を、ガンッと床に押し当てられた。 「う……」 2度、3度と。続けて、ガンッガンッと打ち付けられる。 「い……いた……」 どうして、こんな事をされているのか分からない。 でも、ただ、頭を床に打たれると、ドンドンッと響くような激痛が走ってくる。 「あ……」 額から、生暖かい感触がながれていく。 グイと手のひらで擦ると、赤い粘液が、指をそめる。 血、だ。 床に何度もうちつけられた額から、血が流れ出している。 「なっ……なん…で…」 「ほら、そうして、動揺している顔が面白いんだよ。 なんか、チワワとか、トイプードルみたいな。小動物みたいだ」 「や……やめ…」 両手で、速見の胸を押してみた。 でも、ビクリともしない。 「なんだよ、抵抗してんのか? その程度の力で」 速見が楽しそうに笑んでいる。 やばい。 早く逃げないと。速見は、本当に愉しんで居る。 背筋を、冷や汗がながれた。 「そうだ……」 覆い被さっていた速見の身体が、一瞬、離れた。 「あ……」 このチャンスに。とりあえず、逃げよう…。 体育の準備をしなくてはいけにいけれど。このまま、速見と2人きりっていうのは、なんだか、やばい気がする。 結野は慌てて肘をついて立ち上がった。 体育準備室の、ドアの方に向かって、ダッシュする。 「ひ……」 「おい、何、逃げようとしてるんだよ」 走ろうと立ち上がったと同時に。 後頭部の髪の毛が、強引に、引っ張られた。 「い……いた…」 「体育の準備、するんだろう。準備室から出たら、準備、できないだろ」 床に、放り投げられるように。 ドンッと音をたてて、身体がコンクリの床に倒れ込んだ。 「っつ……」 「しょうがないな…。 準備、サボるつもりだったのか? 逃げられないようにしてやうか」 ニタリと。速見の顔が近づいてくる。 「え……」 さっき、速見が立ちあがったのは、これを取るためだったのか。 右手に、ビニールテープを持っている。 体育館の床に、印をするときなどに、よく使用している、ビニール製の粘着テープだ。 跳び箱の授業でも、足を、踏み切るところを、印するために使用するけれど。 「ま……まだ、テープは…。それより…先に、跳び箱を出さないと…」 「何、言ってるんだよ。これは、アンタが逃げられないように、するためだろう」 ビリビリビリと音をたてて、速見がテープを引っ張った。 「え……」 速見の大きな手が。結野の右手と左手とを掴む。 「ほら、こうしたら、逃げられないだろう」 「なっ……」 両手首をまとめて、ビニールテープがぐるぐると巻かれていく。 どうして、こんな事…。 抵抗しよう、としたときは、すでに遅くて。 何重にも、頑丈にテープが巻かれていく様を呆然と眺めているしかなかった。 「そうそう。そうやって、動揺している顔がいいんだよな」 「な…なんで…こんな事…。は…はずせよ…」 「いちいちうるさいな…」 速見が呟いて。 再び、髪の毛が掴まれて、倉庫の床を引きずられた。 「い……いたいっ……」 前髪が掴まれて、ズルズルとコンクリの上を引っ張られる。 髪の毛が痛いし。 どうして、こんな目にあっているのか分からない。 ただ、体育の準備をしに来ただけなのに…。 なぜ、こんな風に、両手を縛られなくてはいけないのか…。 「いた…」 髪の毛を掴んでいる手から逃れようと。首を動かしてみたけれど。 ガッチリと掴まれていて、とても、ふりほどけそうにない。 それどころか、どんどんと体育準備室の奥につれて行かれている。 マットやネット。ボールなんかが、高く積み上げられていて。 蛍光灯の光が遮られているせいで周囲が、薄暗くなっている。 「う……」 なんとなく、薄暗くなると、不安になってくる。 「そうそう。その顔がいいんだよな…」 「ひ……」 鷲づかみにされていた髪の毛を。放り投げられた。 丸めているマットに、身体が打ち付けられる。 痛い。 でも、さっき床にぶつけられた額も。引っ張られていた髪の毛も痛くて。 なんだか、頭の中がパニックになっている。 「アンタって、虐め甲斐がありそうだよな。みてると、どんどん虐めてやりたくなる」 「な……」 速見が、しゃがみ込んで、顔をのぞき込んできた。 失礼な事を言われている気がする。 怒らなくてはいけないのだけれど。 周囲が薄暗いのと、両手がテープで縛られているせいで。 気持ちが、ものすごく不安定になっている。 なんとなく、速見が。怖い。 「いつも、涼しい顔して。自分は優等生です、って顔しているだろう。 だから、アンタみたいな奴が、泣いて、すがるような顔が見てみたいんだよな」 「ひ……」 指で、額が撫でられた。 さっき、床に打ち付けられて、傷になっている辺りだ。 「な……何を言っているのか…」 頭が混乱していて、よく分からない。 「せっかく、二人っきりになれたんだし。虐めてやろうか?」 「なっ……」 髪の毛がつかまれて、床の上に仰向けに倒された。 「は……離せ」 結野より、一回り以上、大きな速見の身体が。覆い被さってくる。 「まずは…。そうだな。チンチンを見てやろうか」 「え……」 速見の手が短パンに伸びてきて。パンツごと、一気にズボンがおろされた。 「やっ……な……」 突然の行動で。一気に頭に血が上る。 まさか、そんな事をされるだなんて。想像もしていなかったから。 殴られたり、蹴られたりするのか、と思っていたから。 「ち……ちょっ……」 慌てて、ペニスを隠すように、両方の太腿を合わせた。 縛られた手を、股間の上に持っていって、必死で隠そうとする。 「ほら、どんなチンチンしているのか、見てやるよ」 「ひ……」 縛られている両手首が引っ張られて。 頭上に上げられた。 完全に、仰向けで。身体をさらしているような姿勢になってしまう。 「ジャマだな」 ズボンが引っ張られて、パンツと一緒に足首から引き抜かれた。 「なっ……なんで……。や…やめろよ…」 意味が分からない。 どうして、下半身を剥き出しにされているのか。 でも、今まで、他人の前で、こんな風にペニスをさらした事なんて無い。 だから、恥ずかしくて。何をされるのか。想像もつかなくて。怖くて。 自然と、言葉が震えてしまう。 「なに、怖がってるんだよ…。顔が、真っ青だ」 足の間に、速見が、身体を差し入れてきた。 「あ……」 足を閉じることが出来ない。 薄暗い光の下で。まだ、幼い。皮をかぶったままのペニスをさらけ出している。 「ちんちんも、縮こまっているな」 「や……」 速見の指が、ペニスを軽くなぞった。 なんとなく、深爪した部分を触られたような。ムズムズとした感触がする。 「そうだ…。ケツの穴も、みてやるよ」 「や…やめっ……」 両足の膝裏が掴まれて、下半身を持ち上げられる。身体が折り畳まれるような姿勢。 「なっ……」 下半身を、突きだしている。 今まで、下半身なんて、自分でもまじまじと見たことがない。 そんな部分を、今、速見に見られて居るだなんて。 どうして、こんな事をするのか分からない。 速見はニヤニヤと笑っているけれど。何がおかしくて、楽しいのか。 全然分からない。 「は…離せよっ……」 掴まれた両足に、力をいれてみた。 でも、速見の方が、圧倒的に、力が強いせいで。ビクリとも動かない。 「アンタの、ケツの穴、しっかり口を閉じているぜ。そうだ…」 速見が、すぐ傍にあった、体育館の床用のワックス洗剤の容器を持ち上げた。 普通の、台所用の食器を洗う洗剤と、同じような容器。 「な……」 何をするんだろう…。 見ていると、速見がその容器を、結野の股間に押しつけた。 洗剤の口を、結野の後孔の窄まりに押しつけている。 「ほら、腹の中。きれいにしてやるよ」 「ひ……」 速見が、思い切り、容器の側面を押した。 グチュグチュと音をたてて。中の液体が、後孔内に入っていく。 「い……な……」 後孔の中に、ドロッとした洗剤が、どんどんと侵入してくる。 中から、身体が押し広げられるようで。気持ち悪い。 「う……やめ……」 「ほら、どんどん入っていくな。一本、丸ごと。入るんじゃねーの?」 ケラケラと。声をあげて、速見が笑っている。 「う……」 想像もしていなかったから。 頭がついていかない。 どうして、こんなに苦しいんだろう。 お尻の中が、どんどんと重たくなっていって。 液体が、胸の方まで流れてきているような気がする。 「くるし……あ…」 「あぁ、一本、終わったな…」 後孔に押し当てられていたワックスの口が離れた。 「あ……」 顔の横に。空になったワックス容器が、カランと音をてて、投げ捨てられる。 「ひ……」 あの中の液体を、全部、自分の後孔の中に入れてしまったのかと思うと。 液体のせいで、下腹部が、膨らんでいるような気がする。 「うぅ……くるし…」 ギュルギュルと、腸がうごめき始めた。 「面白いな。ほら、腹が生き物みたいに動いている」 「うぅ……」 液体が、腸の中をあがったり、降りたりと。蠢いている。 「ひ……あ……」 後孔から入れられた異物に、身体が反応して。 まるで、腹の中に、ヘビか寄生虫でもいるかのように。 下腹の部分の皮膚が、出たり凹んだりとしている。 「うぅぅ……くるし…」 でも、異物を排出しようと。どんどんと下腹部に、液体がたまっていく気がする。 今にも、肛門から、入れられた液体を漏らしてしまいそうな。 「あ……も……もれるっ……」 「いいな…。アンタのケツの穴の中。気持ちよさそうだ…」 「ひ……」 速見が、自分の体操服の短パンをズリ下ろした。 「あ……」 自分のとは、形が違う。屹立した、男性器が速見の股間についている。 「入れてやろうか? 俺のチンチン…」
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