Teacher

でも、どうしても止める事ができない。頭の中では、羞恥心がくすぶっているのに、手が止まらない。
「あぁ・・やっ・・」
「先生、すごい。自分でかきまわしてますね」
 クスクスと三井が笑う声が聞こえる。顔をフローリングに擦り付けて、必死で指を出し入れする。
「先生、そんなのより、もっとイイものあげる」
 三井の笑顔が見えて、次に、缶のプルトップを開ける音が響いた。
「な・・」
 腕を掴んで、指を引き抜かれると、虚無感に襞が蠕動してしまうるもどかしい。
 身体が自然としなって、刺激をもとめてしまう。
「あっ・・・」
 不意に、空虚に蠕動している後孔に液体がかけられた。
「どう?こっちから飲む味は?」
「あっ・・あぁ・・」
 三井の指で押し広げられた隙間に、缶コーヒーの口がつけられて、中に液体がグポグポと注ぎ込まれる。
 溢れた、黒に近い茶色の液体が山原の太腿を伝う。
「どんな感じか言って」
「あっ・・苦しっ・・中・・が冷たいっ・・入るッ・・」
 山原の身体が震えて、三井の眼の前の襞もビクビクと生き物のように痙攣した。
「はぁっ・・あぁっ・・・やめっ」
「さぁ、全部入ったよ」
 体の中から圧迫される感覚に、山原の震えがおさまらない。
 三井は笑うと、今度はコーヒーを溜めた襞を押し分けて、空いた缶をねじ込み始めた。
「ひぃっ・・・」
 赤い襞がひきつれて、缶にまくり上げられる。
 小さいサイズの缶が、どんどんと埋まっていく。
「あっ・・いたっ・・」
 顔が、唾液とも涙ともつかないものでベトベトだ。激痛のせいで口がとじられない。
「いたっ・・うっ・・」
「入った・・。
 じゃあ、先生、こっちまで来て」
 三井の足が山原を跨いで、リビングの方へと行く。
 後を着いて来いと言われても・・・。立ち上がれない・・。後孔の異物のせいで・・。
「ひっ・・」
 呻いて、腕でなんとかすこしずつ這った。
「あー・・すげぇじゃん」
 不意に、ガチャリと音がして、空気が流れ込んで来る。
 山原の体が震えて、手が止まった。
「よぅ」
「あぁ・・・」
 誰だろう・・。
 頭上で、入って来た男と、三井が挨拶を交わしている。知らない男にこんな所をみられて・・という羞恥心で死んでしまいそうだ・・。
「先生、大丈夫?あいつ、無茶するからなぁ・・」
 くすくすとわらいながら、男が山原の腕をとった。
「やっ・・ひ・・」
 そのまま、廊下をこするようにして、強引に部屋まで連れていかれた。
 閑散としていて、無機質な部屋。
「あぁ・・ほら。顔がベトベトだ」
 男の指が、頬をなでて、涙をすくい取る。薬と、痛みのせいでぼんやりとした瞳を男の方にむけた。
「っつ・・・」
「あっ・ビックリした?
 でも、俺も先生がこんな格好で、ここに居て、びっくりしたけどね」
「ひっ・・・」
 生徒の指が、ギチギチに伸びた襞をなぞりあげる。内臓が触られる。
「あっ・・あぁ・・」
 強引に缶が引き抜かれた。
 生徒が、山原を床に押し倒す。異物が引き抜かれた事で、蠕動をくりかえし始めた後孔から、痒みがせり上がって来る。
「ひっ・・かゆっ・・」
「クスリ?やっぱり、先生かわいいなぁ・・なぁ、三井」
「まぁ・・それより、早くやれよ」
 クスクスと三井と生徒が笑いあっている。
「ひっ・・いたっ・・」
 生徒が前をくつろげて、性急に侵入してきた。刺激の連続で腫れ上がった襞が、うごめきながら音をたてて飲み込んでいく。
 体が痙攣してしまう。
「先生、腰が揺れてるぜ」
 三井がクックとわらう声が聞こえた。
「あっ・・・ちがっ・・」
 でも、とめられない。自然と腰が揺れて、中が痙攣する。
 笑いながら、ビデオをかかげる三井が視界の端にうつった。
「やっ・・やめ・・」
 こんな、異常な姿、ビデオなんかでとられたら・・。かんがえるだけで恐ろしい・・。
 でも、下からの刺激が強すぎて、手がまったく動かない・・。視界も涙のせいでぼやけていく。
「あっ・・う・・」
「先生、きもちいいだろ?どんな感じ」
 三井が笑いながら声を掛けて来る。手にはビデオが握られたまま。
「うっ・・」
 必死で口を噤んだ。どんな淫らな言葉でももれてしまいそうだ・・。
「おい、ちょっと止めろよ。言わせようぜ」
 ぴたりと生徒の動きが止まった。
 腰を引いて、ギリギリでペニスが後孔に引っ掛かったような状態。
「あっ・・う・・」
 奥がもどかしくて蠢く。
「なぁ、どうして欲しい」
 三井が上からレンズ越しに笑って声を掛けた。
「あっ・・動いてっ・・」
 このままでは狂ってしまう・・・。中で、無数の虫が這っているように痒い。
「動いて?どうするの?」
「突いてっ・・奥がぁ・・痒いっ・・」
 体が自然とくねった。
「ひっ・・熱いっ・・」
 やっと、生徒が動いて、中が満たされる。
「突かれるっ・・奥がっ・・ひっ・・」
 せきをきったように、言葉が溢れてしまう。見開いた眼から、涙が溢れ照れて、視界がどんどんとボヤけていった。
「先生、俺も」
「んぐっ・・」
 三井が山原の口腔に、強引に自身をおしこんだ。口も、後孔も塞がれてしまう。
 卑猥な音と、男達が笑う声だけが響く。
「ぐぅっ・・はぁっ・・」
 同時に、口腔内と直腸に迸りがビシャリと打ち付けられた。
「あぁ・・はぁ・・」
 口と後孔から白い体液が漏れて溢れる。もう、訳が分からない・・。どうなっているのか。
 どうしたらいいのか・・。
「漏らすなよ」
 三井が笑いながら、山原の後孔に侵入してくる。
「ひっ・・うぅ・・ぅ」
 また、押し広げられる感覚に、自然と声が漏れてしまう。もう、苦しい・・。
 後孔がジュクジュクと蠢いて、感覚がなくなっていっている。ただ、痛みと快感だけが背筋を這い上がって来る。
「あぁ・・すごっ・・」
 体を引き上げられて、膝の上に抱えられた。直腸の奥が突かれる。
「ひっ・・あぁ・・」
 今度は、生徒がカメラを手にしている。ジーッとフィルムが回る音もするけど、今は異物の感覚のせいで、何も出来ない・・。
「ひっ・・・」
 内壁に飛沫が打ち付けられると同時に、山原の前からも欲望が吹き出た。
「先生、どう?」
 体がぐったりと床に落ちる。指先にまで力が入らない。
 モノみたいに、ただ横たわっているだけ。
「あぁ・・はぁ・・」
 クスリの後遺症か、強すぎる感覚のせいか、体が細かく痙攣して止まらない。
「大丈夫か?先生」
「大丈夫だろ。それより、ホラ」
「あぁ、あれな・・・」
 男達が笑いあっている。
「ヒッ・・・」
 三井が別の部屋に姿を消すと同時に、すぐそばに生徒が近寄って来た。
 多分、受け持ちの生徒なんだう・・。顔は見た事があるけど、名前まではおもいだせない。
 それよりも、今はなんとかなこの状況から逃れたい・・。
「先生・・・」
 クスクスと笑いながら膝をついて、床に這いつくばっている山原の後孔に指を突き入れて来る。
「あぁっ・・」
 指で粘膜を広げられて、中から一気に、注ぎ込まれた精液が溢れ出した。
 粘膜の上を伝っていく、おぞましい感覚に体が震える。
「ひっ・・やめっ・・気持わるっ・・」
 必死でもがいて、どうしようもない感覚に床を掻きむしった。それでも、後から後から溢れて来る。
「すごい、痙攣してピクピク震えてますよ。
 真っ赤になっている」
「ひっ・・やぁっ・・」
 中が、神経が剥き出しになってみたいに敏感になっている。触れる空気にさえもビクビクと震えているのに、指なんて入れられたら・・。
 想像しただけで体が震える。
「これだ」
 三井が部屋から戻って来て、生徒に何か手渡した。首をひねって見ようとおもったけれど、力が入らない。
「お前、こんなの買ってたの?マメっつーかなんか・・・」
「うっせぇなぁ」
 二人がじゃれるように口論して、今度は三井の指が下肢に触れた。
「やめ・・何っ・・」
 硬いものが押し付けられる。すっかり潤って、綻んだソコが、何の苦もなくズブズブと飲み込んでいく。
「ひっ・あっ・・入って来るっ・・」
 必死で体をよじらせても、どんどん無機質な異物が侵入してくる。
「どんどん飲み込んでいってる。
 すげぇやらしい」
 三井が笑いながら、黒い異物を飲み込んでいる赤い襞を触った。
「ひっ・・・」
 白い精液に濡れた粘膜が痙攣して、山原の体が跳ねる。
「さぁ、全部入った」
 満足げに呟く声と、カチカチと何かをとめる音が聞こえる。
「ほら、先生見てみろよ」
 前髪を掴んで、上半身を引き上げられた。
 自然と自分の下半身が視界に入る。
「ヒッ・・」
 さっきの刺激でたちあがってペニスと、腰のまわりにまとわり着いている異様なベルトが見えた。
「あぁっ・・なにっ・・」
 動くと、体内で異物が動く。ペルトで古ていされてしまっている。丁寧に、鍵穴まで着いている。
「どう?先生。
 いつか先生が来た時の為にって買っといて良かった。ちようどだ」
 三井がクスクスと笑って、性器に触れた。
 体が痙攣して、中の異物をなぞるように締め付ける。
「あぁ・・もぅっ、やめっ・・・」
 立続けの快感のせいで、おかしくなってしまいそうだ・・・。
 頭がボーッとして考えられない。眼にも、何がうつっているのか分からない。
「おい、やりすぎはよくないぜ」
「いいんだ。俺が飼ってやるんだから」
 三井がクスクスと笑う。生徒は呆れたように肩を竦めて、時計を覗き込んだ。
「あぁ・・・俺も、アイツが待ってるから帰ろうかな・・・。また来るな」
「あぁ。じゃあ」
「ひっ・・」
 三井に、髪の毛を掴んで引っ張られる。
 床に座るような形で起こされる。そのはずみで、腸壁の更に奥まで異物が突き刺さる。
「さぁ、御礼言えよ、先生。ありがとうございましたって。
 アンタの中にを犯してくれたんだからさ」
「うっ・・・」
 喉が苦しくて、三井のズボンを引っ張っても、髪の毛を掴む手は離してくれない。
 ぼやけた視界の向こうで、生徒も笑っている。苦痛に、体の感覚と精神が麻痺していく。
「あっ・・ありがとう・・ございま・・・した・・・」
 自分を陵辱した奴に謝るなんて・・・。
 三井に手を挙げてから、生徒はドアの向こうに出ていった。
「さて、先生。
 もう疲れただろ。寝る?」
「あっ・・取ってっ・・とっ・・」
 力の入らない指で、ベルトを掻きむしった。
 クスクスと三井の笑う声が耳に響く。
「ダメだよ。それは先生を俺に手なずけるための大切な道具だ。
 明日も、付けたままで授業しなよ。どこにいたって、先生は俺の物になるんだ・・・」
 そんなの、とてもじゃないけど無理だ・・。体が、壊れてしまう・・。
「ひっ・・」
 不意に体が浮いて、抱えられた。三井の顔が近付いて来て、口の中に舌が差し込まれる。
「ふっ・・あぅ・・・」
 いやな、唾液の絡まる音を響かせながら、別室に移動させられた。体が震えている。
「そうやって、抵抗も出来ない、されるがままの先生ってかわいいよ。
 どうしうよかな・・学校には行かせてあげようとおもってたけど、のまま閉じ込めちゃうのも楽しいな」
 クスクスと三井が笑う。恐ろしい事を言われているのはわかるけれど、頭が朦朧としてついていかない。
 体がベッドの上に投げ出されて、三井が上にのっかって来た。重たいけれど、はね除ける力もでない。体の感覚を、少しでも楽にするのが精一杯だ。
 三井の笑った瞳が見下ろしている。
『どうなるんだろう・・』心の中で呟いて、そのまま、眼を閉じた。

 

2001 1 21UP

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